弱者をほんとうに救う方法は、「心の力」にある―――。
江戸時代に庶民の繁栄哲学を説いた、心学者・石田梅岩が公開霊言に登場。
「ワーキングプア」「生活保護」「年金」「老後」……
弱者救済に隠された現代日本の精神的甘えを指摘し、自助努力に基づく正しい人生観と繁栄哲学を語る。
◇◇ 霊言・守護霊霊言とは ◇◇
「霊言現象」とは、あの世の霊存在の言葉を語り下ろす現象のことをいう。これは高度な悟りを開いた者に特有のものであり、「霊媒現象」(トランス状態になって意識を失い、霊が一方的にしゃべる現象)とは異なる。外国人霊の霊言の場合には、霊言現象を行う者の言語中枢から、必要な言葉を選び出し、日本語で語ることも可能である。
また、人間の魂は原則として六人のグループからなり、あの世に残っている「魂のきょうだい」の一人が守護霊を務めている。つまり、守護霊は、実は自分自身の魂の一部である。したがって、「守護霊の霊言」とは、いわば本人の潜在意識にアクセスしたものであり、その内容は、その人が潜在意識で考えていること(本心)と考えてよい。
目次
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名も無き庶民への敬意
不思議な書である。改めて庶民という層の人々のことを考えさせられる。石
田梅岩という方は独特の使命、力を持たれた方なのだろうか。
生活のために何らかの職業に就き、20年30年40年と勤めていくということ
は本当に大変なことである。様々な苦楽を乗り越えて今に至っているのである。
いいことばかりがあったわけではなく、苦しいこと、悲しいことも多く経験して
きたのである。決してここまで楽に生きてこれたわけではない。ようやく、ここ
まで辿り着いたのである。人生の荒波のなかを、冷たい風のなかを何とかここまで生き抜いてきたのである。有名な人の人生だけが波乱万丈というわけではない。大変だったというわけではない。国家を動かすとか、何千何万の人々を相手に大きな仕事をしたというわけではないが、世に知られることなき、名も無き人々の人生行路も、決してそう簡単なものではない。皆ここまで全力を尽くして、精一杯生きてきたのである。これまで歩んできたその人生行路に敬意を表するものである。2022/11/30 徳の光さんからの投稿 おすすめレベル:★★★★★
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教育の方向性
どうも平成、令和となって痛ましい事件、凶悪な事件、常軌を逸した事件が多くなっているように思われるが、これなども教育と大いに関係があるのではないか。 今は、試験で良い点をとる勉強や上の学校に進学するための勉強ばかりが盛んで、「人としていかに生きるか」などの学びがきわめて稀薄なところに、その根因があるのではないだろうか。いかに試験で良い点数をとっても、人を殺すようなことになってしまっては何にもならないだろう。国語、算数、理科、社会、英語以上に「人としていかに生きるか」に力を入れて教えていかねばならないのではないだろうか。少なくとも、「人としてこの世に生を得たなら、何らか人のためになることをしなさいよ。世の中のためになることをしなさいよ。」ということを幼少の頃から、そして学生時代を通して、繰り返し繰り返し教えていったならば、これだけでも、やがて社会の有り様も、日本の国の有り様もそうとう変わってくるのではないだろうか。
2022/07/26 大団円さんからの投稿 おすすめレベル:★★★★★
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恵まれた境遇を生かして
この世を生き抜いていくというのは本当に大変なことだ。生きていくだけでも、一生を全うしていくだけでも並大抵のことではない。かなり多くの人が、特に社会に出てからは、いっぱいいっぱいの思いで、毎日を何とか生きているという面もあるのではないか。名も無き一般庶民と言われる層の人々も、かなり厳しい過酷な魂修行のなかに置かれることになる。みんな過酷な魂修行になることを覚悟してこの世に生まれてき、そして今、その課題に必死に取り組んでいるのだ。これが厳しい現実のように思う。こうした人々に対して全く深く敬意を表するものである。
それを思うと、こうして真理の教えのなかを生きられるというのは本当に恵まれた境遇にある。そうであるならば、この恵まれた境遇を生かして、大いに人のため世の中のために良き貢献をしていく必要があると思う。特に人の真なる幸福につながる宗教や道徳の普及・興隆に努めていくことが大事だと思う。この本を読んでいくなかでこのようなことを感じた。2021/07/07 痛快さんからの投稿 おすすめレベル:★★★★★
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面白い!
左翼的な思想の中にあるある種の甘えや
被害者意識を一蹴する小気味よさ。
もちろん一部の弱者救済は大事ですが
やっぱり自立した人間が増えなければ
この国の未来は危ないと思いました。2012/12/20 岩のり梅茶さんからの投稿 おすすめレベル:★★★★
商品情報
石田梅岩の庶民繁栄術
弱者救済への幸福論
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- 1,540 円(税込)
- ・四六判 127頁
- ・発刊元
- 幸福の科学出版
- ・ISBN
- 978-4-86395-288-1
- ・発刊日
- 2012-12-19
- ・在庫
- アリ
- ・発送日目安
- 翌日(祝・休日を除く)
- ※ご注文が集中した場合は、出荷までに
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・送料無料
1 石田梅岩に「庶民の繁栄哲学」を訊く
2 「豊かさを肯定する思想」が必要だ
3 「心の力」を発揮して、未来を描け
4 もっと「主体性」を持って努力せよ
5 「老後の幸福」のためのアドバイス
6 「一生懸命に努力した人」が成功する世の中を
7 「資本主義の原点」とは何か
8 「チャンスの平等」こそ大切だ
9 「転生」について訊く
10 「甘え」を断ち、「責任」ある生き方を
11 石田梅岩は現代に生まれているのか
あとがき