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【天国に還るための終活】第3回 憑依現象について ―前編―

┃ 本当の終活とは「自分がなぜ生まれてきたのか」を悟ること

 地震、津波、台風、洪水など打ち続く天変地異。そして、昨今、コロナウィルスという感染症(疫病)の流行で、“死”を身近に感じることが増えたのではないでしょうか。

 はるか昔から、「宗教」は死生観、つまり死後の世界のことを教えていました。また、古代ギリシャの「哲学」にしても、ソクラテスやプラトンは魂やあの世の存在について語っています。しかし、科学の進歩とともに、宗教はいつのまにか隅っこに追いやられ、解らないものについては議論しないという「不可知論」へ、さらには神仏や霊界そのものを否定する「無神論」が主流になってしまいました。

 そこに、20世紀後半、「幸福の科学」が出現し、大川隆法総裁による「仏法真理」という教えのもとに霊界、あの世の世界、魂の真実がはっきりと説き明かされたのです。人は例外なく、やがて“死”を迎えます。死後の世界を学べる教科書は「宗教」しかないのです。

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 善悪のけじめを知るためには、「人間の本質は魂であり、魂は『過去・現在・未来』を生き通しの存在であって、この世での人生修行の内容や結果に応じて、死後の行き先が、天上界と地獄界という、二つの世界に分かれていくのだ」という根本的な真理を、まず、つかまなければいけません。

※以上『生命の法』より抜粋
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┃【天国に還るための終活】
┃ 第3回 憑依現象について ―前編―

◆◇目次◇◆
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 1 今回のテーマ:波長同通の法則
 2 講師・僧侶によるコラム:「心臓病で亡くなったご主人の話」
 3 スピリチュアルルポ:映画「呪い返し師―塩子誕生」ルポ
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┃ 1┃今回のテーマ:波長同通の法則
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ヴァチカンにいるエクソシスト

 1973年に上映されたアメリカのホラー映画『エクソシスト』。少女に憑依した悪霊と神父との戦いを描いたこの作品は、日本でも大ヒットしました。少女の首が回転するなど、現実とはかけ離れた演出はさておいて、実際に“エクソシスト=悪魔祓い師”は存在します。

カトリックの総本山ヴァチカンには、法王公認のエクソシストがいます。その効き目のほどは定かではありませんが、現在も映画さながらの悪魔祓いの儀式が行われています。


宗教が組織をつくり、教えを広げる理由

 大川隆法総裁は『地獄に堕ちた場合の心得』のなかで、宗教が教義を編み、組織をつくり、教えを広げる理由として、大勢の大衆を救うためには、そういう手を使わないかぎり、個人ではなかなか難しいと述べています。

ヴァチカンのエクソシストたちも相応の修行を経て、公認されているのでしょう。基本教義があって、弟子を養成して分担して対応していくかたちをとらないと、救いきれないからです。


波長同通の法則で起きるさまざまな憑依

 憑依現象が起こるには、何らかの縁が必要です。まず、先祖や夫婦、親子などの血縁、友人、知人関係等によるものがあります。そうした人間関係のなか、恨みや辛みといった怨恨が発生することがあります。また、「事故物件」とよく言われますが、自殺をした人が出た家やマンションのような場所(地縁)に「地縛霊」がいる場合もあります。

心霊スポット巡りが一種のブームのようですが、「触らぬ神に祟りなし」、気をつけたほうがよいでしょう。さらに、暴力団やヤクザに関わる職業の場合、かつて人を殺めたような霊(阿修羅霊)などが跋扈していることもあります。最近ではコロナ感染による死者が多数出た病院なども怖いのです。本人が「死」を自覚していなかった場合、霊が病院に居座っている場合もあるからです。



*** 参考文献 ***

●『地獄に堕ちた場合の心得』
―「あの世」に還る前に知っておくべき智慧―
/大川隆法(著)

/1,650 円(税込)
(2020年7月発刊)
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〈本文より抜粋〉
 エクソシストというものは実際にありえますし、その人が危機に陥っているような場合には、緊急避難的、救急治療的に、取り憑いているものを強引に引き剥がすのも大事なことではあると思います。ただ、問題としては、それは、あくまでも救急治療的な面が多いということです。(中略)

ほかの宗教にもよくあることで、先祖供養を中心にする宗教もそうですし、それ以外のものもそうですが、要するに、「取り憑いているものがいるから、不幸な人生を送っているのだ。それを追い出しさえすれば、あなたは幸福になれるのだ」というような宗教が多いのです。(中略)

とりあえず、それを浄霊してもらったり、追い出してもらったりすれば済むという考えもあるでしょう。ただ、今述べたように、やはり、緊急治療的な面はあるわけです。一時的に離すことはできても、例えば、数年や十年、二十年、あるいはそれ以上も取り憑かれていた場合、本人自身の「心の傾向性」が、取り憑いていたものにかなり近くなっているはずです。一時期、心境がよくなることはあるでしょうが、放置すれば、また戻ってきたり、さらに“援軍”を呼んで増強して来たりする場合もあるので、根本的な治療にはなっていないこともあります。
(PP.16-18)

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●『悟りを開く』
―過去・現在・未来を見通す力―
/大川隆法(著)

/1,650 円(税込)
(2020年11月発刊)
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 本書では「仏教が追い求めた悟りの輪郭」として、「悟りを開く」とはどういうことなのかを解説。仏教の修行を通して求める境地や「中道」から智慧の発見を目指した釈尊の悟りについても言及されています。また、「魂・霊界・霊能力の真実」の章では、憑依の原理や霊能力のコントロールについて書かれており、冒頭で紹介した映画やエクソシストについて述べられています。

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●『ザ・ポゼッション』
―憑依の真相―
/大川隆法(著)

/1,650 円(税込)
(2020年2月発刊)
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 英語との対訳本で、第1章は「憑依」、第2章「超自然現象について」、第3章「幽霊の条件」という興味深い内容です。「憑依」の章では、憑依を呼び込む「ルール」を明示。自分が憑依されているかどうか気づくためのチェックポイントは必読です。その他、悪霊の憑依から身を守る方法や、悪魔祓いでの大切な考え方が語られており、学びは尽きません。


著者プロフィル
大川隆法(おおかわ りゅうほう)
 幸福の科学グループ創始者兼総裁。
1956年、徳島県に生まれる。東京大学法学部卒業。81年、大悟し、人類救済の大いなる使命を持つ「エル・カンターレ」であることを自覚する。86年、「幸福の科学」を設立。信者は世界168カ国以上に広がっており、全国・全世界に精舎・支部精舎等を700カ所以上、布教所を約1万カ所展開している。著作は41言語に翻訳され、発刊点数は全世界で3100書を超える。また、27作の劇場用映画の製作総指揮・原作・企画のほか、450曲を超える作詞・作曲を手掛けている。

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