|第42回 経営者の器量〈特別編:不況下、コロナ禍におけるサバイバル術(3)〉#2
大川隆法総裁の新刊『コロナ不況下のサバイバル術』の「まえがき」には、「コロナ不況下のサバイバル術は、全体主義との戦いに似ている。各自、智慧と努力で仕事を前進させなければ、悲劇の第二幕が始まる」とあります。
政府や自治体が号令をかけ、自粛を要請したことで、繁華街から人は消え、中小企業は倒産の危機に見舞われています。このままでは政府の配給を待つような生活が待ち受けているといっても過言ではないでしょう。
今こそ、各自が免疫力を高め、智慧を絞って経済活動を再開する努力を惜しんではなりません。
引き続き、不況下、コロナ禍におけるサバイバル術を学びたいと思います。
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中小企業は、「デパートのように、さまざまなものを何でも揃える」という考え方を取るべきではありません。これからの「生き筋」を見て、「今は、こういうものが伸びている」「こういう商品が売れている」という筋のものがあったならば、そこに絞り込んでいくことです。
「人・モノ・カネ・情報」の経営資源を、会社のメンツのためだけにあるような利益の出ない部門から、今、利益の出ている部門、あるいは、これから利益の出る可能性のある部門へと大胆にシフトしていくことが必要なのです。現時点で赤字を出し、不採算部門になっており、将来性がないと思われるものについては、「その部門を、いかに切り捨て、上手に撤退するか」ということが大事です。
「切るのはつらい」「切り捨てると、その分だけ売り上げが減るのが怖い」と思うかもしれませんが、不採算部門の営業員などを、採算がとれているほかの部門にシフトすれば、営業戦力が増えて業績が伸びるのです。そのようにして、利益が出ている部門を伸ばさなければいけません。
※以上『智慧の経営』より抜粋
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宗教の側から伝えるべきメッセージとしては、本当に、感情というか、心を持たない経済学的人間のようなものが存在すると思うのではなく、「人の温もりの経済学」と言っているように、「人の温もり」を感じるようなものが値打ちを生む世界をつくろうとすることが大事だと思うのです。
経済においては、やはり、「その人の今世での魂修行がより一段と進むようにするにはどうしたらよいか」というところを考えていくことです。
機械化による大量生産によって、よいものができるようになっていく努力もしていますが、これに見合うかたちで、「人が付加価値を付ける」「心を込めてつくったものが値打ちを持つ」という考え方の経済学が成り立つかどうか。
「人の温もりの経済学」は、言葉を換えて言うとするならば、「人間の顔をした経済学」ということです。
※以上『人の温もりの経済学』より抜粋
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著者プロフィール |
大川隆法 Ryuho Okawa
幸福の科学グループ創始者兼総裁。1956年、徳島県生まれ。
東京大学法学部卒業後、大手商社に勤務し、ニューヨーク本社で最年少の財務担当オフィサーとして、年間1兆円の輸出入、三国間・国内の外為実務の事実上の責任者として活躍した。帰国後、大手銀行二十行の資金交渉担当役に抜擢される。
1986年、幸福の科学を設立し、日本全国、世界各国に精舎、支部・拠点を展開。日本最大規模の組織をつくりあげた。著者の経営理論を実践し、上場した企業も多く、優れた経営者が続々と誕生している。 |
編集・執筆:木藤 文人[ジャーナリスト]
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