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第31回【徳ある経営者になろう】経営者の器量〈7.常勝のリーダーシップ~その2〉

|第31回 経営者の器量〈7.常勝のリーダーシップ~その2〉#2

前回は「常勝のリーダーシップ」をテーマに、主に「常勝思考とは何か」ということを学びました。
人生のなかで巡り逢うところのすべての出来事を、自分を磨くため、あるいは自分を成長させるための糧や材料にする気持ちがあるならば、人生には敗北などないという考え方です。
そして、「実在界といわれる本当の世界がある」という前提があればこそ、人間は無限に進化できる存在であると確信できると言えるでしょう。

二回目の今回は、逆境をいかに受け止めるかという学びから、「常勝思考」の本質に迫ります。

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 簡単な言い方をすれば、これは、「転んでもただでは起きない」といった考え方でしょうか。さらに簡単に言えば、説話の「わらしべ長者」のようなものです。

 わらしべ一本であっても、つかんだものは「元手」ですから、「このわらしべを何に使うか」ということでしょう。

 次々と交換していくうちに、だんだんそれが大きなものになっていき、最後は、大金持ちに見込まれて婿入りし、長者になるような話だったと思います。また、この話には信仰心も絡んでおり、最初は「観音様のお告げ」から始まっています。ここに、主人公の「心掛けのよさ」や「感謝する気持ち」があることなどを媒介させているのでしょう。

※以上『経営が成功するコツ』より抜粋
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 単なる「勝ち負け」という考え方だけではなく、もう一段、踏み込むと、「どうすれば負けにならないか」という考え方があります。

 「全部、勝つか。それとも、全部、負けるか」と考えるのではなく、「何かで負けることを織り込んででも、全体での勝ちを取る」と考える、そういう考え方があるわけです。「このあたりを捨てても、全体で勝つ。それには、どうするか」という考え方です。逆に言えば、「ここは負けても、これを押さえれば、全体では負けにならない」という戦い方もあるということです。

※以上『希望の法』より抜粋
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著者プロフィール
大川隆法 Ryuho Okawa
 幸福の科学グループ創始者兼総裁。1956年、徳島県生まれ。
東京大学法学部卒業後、大手商社に勤務し、ニューヨーク本社で最年少の財務担当オフィサーとして、年間1兆円の輸出入、三国間・国内の外為実務の事実上の責任者として活躍した。帰国後、大手銀行二十行の資金交渉担当役に抜擢される。
1986年、幸福の科学を設立し、日本全国、世界各国に精舎、支部・拠点を展開。日本最大規模の組織をつくりあげた。著者の経営理論を実践し、上場した企業も多く、優れた経営者が続々と誕生している。
編集・執筆:木藤 文人[ジャーナリスト]




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