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第125回【徳ある経営者になろう】シリーズ「理想の会社の創りかた」-今こそ、イノベーションのとき(2)-

|第125回 シリーズ「理想の会社の創りかた」-今こそ、イノベーションのとき(2)- #2

 ヨーゼフ・シュンペーターは、経済理論の概念として「企業家」、「イノベーション」、そして「創造的破壊」という多彩な考え方を生み出しました。シュンペーターとドラッカーの父親アドルフ・ドラッカーとは古くからの親友だったこともあり、ジュニア(ピーター・ドラッガー)は、シュンペーターから大きな影響を受けていたのです。

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 「学問のイノベーション」も必要です。すべての学問は、放置すれば、考古学化する傾向があります。考古学あるいは訓詁学になっていく傾向があります。

 あらゆる学問に、そういうところはあります。訓詁学的なものが数多くまかり通っていますが、「新しいものに答えを出していくことに対する価値が分からないでいる」ということは言えると思います。経済学は、現在ただ今を解明できなければ、未来も解明できません。また、政治学も、よく新聞の論壇などで、政治学の教授などが、月一回ぐらい「国際政治を見る眼」のようなものをいろいろ書いたりしていますが、いつ読んでも、何が書いてあるのかが分かりません(苦笑)。

 私は、英文解釈をするつもりで、「ウォールストリート・ジャーナル」や「フィナンシャル・タイムズ」なども読んでいますが、むしろ、それを読むほうがよく分かります。

※以上『資本主義の未来』より抜粋
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 ドラッカーは、「マネジメントとは、マーケティングとイノベーションという二つの機能である。あとは、語るに値しない」というようなことを言っているわけです。

 結論的に言えば、みなさんが行うべきことの一つは、「マーケティング」です。多くの人たちに、その商品やサービスの値打ちに気づいてもらい、受け入れてもらうための活動をすることです。もう一つは、「イノベーション」です。やはり、仕事をしていく段階に応じて、違ったものが出てきます。次に行わなければならない発想やアイデア、人の使い方、新しい人を使ったやり方、協力者を入れて仕事をしなければならない段階など、いろいろなものが出てきますので、その都度、考え方を進化させていくイノベーションの力が必要です。

 この二つを持って戦い、壁を破っていくことこそ、大きな組織として前進していくための道筋なのです。

※以上『智慧の法』より抜粋
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著者プロフィール
大川隆法 Ryuho Okawa
 幸福の科学グループ創始者兼総裁。
1956年、徳島県生まれ。東京大学法学部卒業後、大手商社に勤務し、ニューヨーク本社で最年少の財務担当オフィサーとして、年間1兆円の輸出入、三国間・国内の外為実務の事実上の責任者として活躍した。帰国後、大手銀行二十行の資金交渉担当役に抜擢される。
1986年、幸福の科学を設立し、日本全国、世界各国に精舎、支部・拠点を展開。日本最大規模の組織をつくりあげた。著者の経営理論を実践し、上場した企業も多く、優れた経営者が続々と誕生している。
編集・執筆:木藤 文人[ジャーナリスト]




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