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第123回【徳ある経営者になろう】シリーズ「理想の会社の創りかた」-マーケティングを考える(4)-

|第123回 シリーズ「理想の会社の創りかた」-マーケティングを考える(4)- #2

 ピーター・ドラッカーの箴言は、経営に限ったものばかりではありません。「コミュニケーションで最も大切なことは、相手が語らない部分を聞くことである」。「チャンスは、ひとつのことに心を集中することによって、かろうじて見つけることができるものである」。「寝床につくときに、翌朝起きることを楽しみにしている人間は、幸福である」。どれも考えさせられる一言です。

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 「商品が同じでも、マーケティング力が高ければ、よく売れる」ということは当然あります。ただ、そもそも、新しい企業の場合には、商品に力がなければ、その企業が大きくなることは、まずありえません。

 そのための研究開発を怠らないことが非常に大事です。研究開発をする際、まったく新しいものを出すときには、こもって研究するということもありえますが、マーケティングと同じで、常に、それを使用する側のニーズを忘れないようにしなくてはいけません。

 研究開発と顧客重視のマーケティングは、ある意味で裏表になっています。最初に、新しい商品が生まれますが、それが流通し、消費される過程において、「いかに好まれているか。どういう反応を呼び起こすか」ということを研究し、常に改良を加えていくことが大事です。

※以上『社長学入門』より抜粋
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 「マーケティング」といっても、たいていの人は、「販売」か、「販売促進」「新規顧客の開拓」「広告」ぐらいの意味で使っている。全くの間違いではないが、十分ではない。

 銀座でアップル社の新商品が出たりすると、前の日の夜から人の行列ができている。それを知らない人は、人数の多さに仰天する。会社側のしたたかなマーケティング戦略がその背景にはある。ニーズ(必要)を見つけ出して売り込むことは基本中の基本だが、まだ誰も知らないニーズを創造することも大切だ。

※以上『実戦マーケティング論入門』「あとがき」より抜粋
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著者プロフィール
大川隆法 Ryuho Okawa
 幸福の科学グループ創始者兼総裁。
1956年、徳島県生まれ。東京大学法学部卒業後、大手商社に勤務し、ニューヨーク本社で最年少の財務担当オフィサーとして、年間1兆円の輸出入、三国間・国内の外為実務の事実上の責任者として活躍した。帰国後、大手銀行二十行の資金交渉担当役に抜擢される。
1986年、幸福の科学を設立し、日本全国、世界各国に精舎、支部・拠点を展開。日本最大規模の組織をつくりあげた。著者の経営理論を実践し、上場した企業も多く、優れた経営者が続々と誕生している。
編集・執筆:木藤 文人[ジャーナリスト]




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