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第122回【徳ある経営者になろう】シリーズ「理想の会社の創りかた」-マーケティングを考える(3)-

|第122回 シリーズ「理想の会社の創りかた」-マーケティングを考える(3)- #2

 ピーター・ドラッカーの珠玉の言葉は、その並外れた知識量と鋭敏な頭脳から生まれたもので、あらゆる分野に通じます。「人に教えることほど、勉強になることはない。」は、この手法が、物事を習得するために最も近道だということ。人に話すというアウトプットを伴うと、相手に解りやすいように伝えるために、学習や探究に自然と力が入り、さまざまな創意工夫をすることで自分の成長に結びつくからです。

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 糸川博士は、成功の方程式として、創造性のある人になる条件を三つ指摘しています。一番目は「根性」です。「根性がない人は、結局、駄目だ」ということを述べています。

 二番目は「学習」です。「勉強をしなければ駄目だ」と書いています。

 三番目は「出会い」です。根性があり、勉強をして秀才になったとしても、実は、勉強の成果などが世に知られて広がらないかぎり、何の影響力も持てず、成功者にはなれません。彼の言う「出会い」とは、今の言葉で言えば「マーケティング」に相当するのかもしれませんが、世の中の人々が必要とするものを提供しなければ、よい仕事にはならないのです。

ほかの人との出会いがあって初めて、それを伝え広げることができます。世間に必要とされ、大勢の人に支持されると、それが成功になるのです。

※以上『未来の法』より抜粋
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 行列は、できないものには全然できないのに、できるものであれば、前の日の晩からでも並んだりします。実に難しいことですが、客のほうから押し寄せてくるわけですから、これは、魚が網のなかに飛び込んでくるようなものかもしれません。これが、ドラッカーの言っているマーケティングなのだろうと思います。

 ある意味で、成功しているものというのは、「売ろうとして売っていない、あるいは、買わせようとして買わせていないのに、相手のほうから勝手に欲しがってくる」というようなところがあるのです。このコツを見抜くというか、体得すれば、「マーケティングの達人になれる」ということだろうし、「会社としても成功する」ということなのでしょう。

※以上『実戦マーケティング論入門』より抜粋
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著者プロフィール
大川隆法 Ryuho Okawa
 幸福の科学グループ創始者兼総裁。
1956年、徳島県生まれ。東京大学法学部卒業後、大手商社に勤務し、ニューヨーク本社で最年少の財務担当オフィサーとして、年間1兆円の輸出入、三国間・国内の外為実務の事実上の責任者として活躍した。帰国後、大手銀行二十行の資金交渉担当役に抜擢される。
1986年、幸福の科学を設立し、日本全国、世界各国に精舎、支部・拠点を展開。日本最大規模の組織をつくりあげた。著者の経営理論を実践し、上場した企業も多く、優れた経営者が続々と誕生している。
編集・執筆:木藤 文人[ジャーナリスト]




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