2023年08月23日
【天国に還るための終活】第12回 人間関係を調整する方法 -「夫婦」編-
┃ 本当の終活とは「自分がなぜ生まれてきたのか」を悟ること
地震、津波、台風、洪水など打ち続く天変地異。そして、昨今、コロナウィルスという感染症(疫病)の流行で、“死”を身近に感じることが増えたのではないでしょうか。
はるか昔から、「宗教」は死生観、つまり死後の世界のことを教えていました。また、古代ギリシャの「哲学」にしても、ソクラテスやプラトンは魂やあの世の存在について語っています。しかし、科学の進歩とともに、宗教はいつのまにか隅っこに追いやられ、解らないものについては議論しないという「不可知論」へ、さらには神仏や霊界そのものを否定する「無神論」が主流になってしまいました。
そこに、20世紀後半、「幸福の科学」が出現し、大川隆法総裁による「仏法真理」という教えのもとに霊界、あの世の世界、魂の真実がはっきりと説き明かされたのです。人は例外なく、やがて“死”を迎えます。死後の世界を学べる教科書は「宗教」しかないのです。
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┃【天国に還るための終活】
┃ 第12回 人間関係を調整する方法 -「夫婦」編-
◆◇目次◇◆
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1 今回のテーマ:赤い糸の伝説
2 講師・僧侶によるコラム:「相手のため」ではなく、「相手の立場に立つ」
3 スピリチュアルルポ:人心掌握術「松下幸之助」の場合
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┃ 1┃今回のテーマ:赤い糸の伝説
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■運命的な出逢いを描いた映画「糸」
高橋漣と園田葵の出逢いは13歳の時、北海道美瑛の花火大会で互いに恋に落ちます。漣のサッカーの試合の日にお弁当をつくってきた葵、その帰り道で漣は葵に告白します。再び会う約束を交わした次の日、漣の前に葵はついに現れませんでした。
夜逃げ同然で家族で行方をくらませた葵を札幌で見つけだすと、母親の虐待などの事情を知った漣は、葵を連れて逃避行を計ります。しかし、あえなく警察に発見されて、二人は引き離されてしまいます。
8年後の再会。二人はすれ違いながら、それぞれの人生が展開していくのです。中島みゆきの楽曲「糸」から着想を得た同名の映画「糸」は、出逢いから18年の歳月を描いた遠い空の下で織りなされた二つの物語です。
■ダブル主演の二人の運命
この映画でダブル主演を果たした菅田将暉(漣役)は、数々のヒット映画に出演した俳優であり、歌手としても知られています。
一方の小松菜奈(葵役)は、小学生向けのファッション誌でデビューし、その後、ファッションモデル、女優として活躍しています。幸福の科学出版から、守護霊インタビュー『ミステリアス女優・小松菜奈の「カメレオン性」を探る』が発刊されていますが、彼女の守護霊は「粘土みたいに、いつでも元に戻り、また変わっていける」と本人の性格を語っています。
実はフランスの有名デザイナーだったという過去世にも驚きです。この二人、映画での共演をきっかけとして、実際に赤い糸で結ばれていたように2021年に結婚。菅田将暉の一目ぼれに始まって、6年目のゴールインでした。
■「縁」にも二つある
さて、映画「糸」で描かれていたような赤い糸の伝説は本当にあるのでしょうか?「理想の結婚はどういうものか教えてほしい」という質問に、大川隆法総裁は著書『人生の発見』のなかで次のように答えています。
「あの世からの縁もありますが、この世での縁もあります。あの世で縁がなくても、この世でできることもあります。この世の環境によって、あの世の計画がずれることがあります。結婚して家庭生活をする予定であったのに、例えば戦争や交通事故など、さまざまなことがあって、計画がずれることがあるのです。あの世には、そういうときにどうするかという対策委員会があります。(中略)
理想の相手と結婚したいと思っていれば、そういう人たちの力を得て結ばれることもあります。たとえ縁をつくってこなかったとしても、結ばれることがあるのです。」
“縦の糸はあなた、横の糸はわたし、織りなす布は、いつか誰かを、暖めうるかもしれない”(「糸」の歌詞より)。二人の縁が、多くの人に幸せをもたらすことができれば最高ですね。
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〈本文より抜粋〉
高級霊たちも、やはり自由意思というものに非常に大きなウエイトを置いているのです。高級霊たちから見て、「このような人生を生きなさい」と言いたくても、本人が「どうしても」という場合、それはやはり本人の意思のほうに任されるのです。高級霊たちは「まっすぐ道路を走りなさい」と言うのですが、「どうしても右に曲がりたい」という人がいるのです。
その場合、高級霊たちは、ハンドルが動かないようにするかというと、そうはしません。「その代わり、その運転の結果については自分で責任を取りなさい」ということなのです。運命論というものも人間心ではなかなか分かりません。たいていの場合、あの世に還って初めて、「そうだったのか」ということが分かるのです。
したがって、生きていく過程において出会ったそれぞれの人と、やはり縁があると思い、その縁をよい原因として、来世においても今世においても、よい結果が出るように、まず、よい種まきのつもりで、よい人間関係をつくっていくことです。(P.68)
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著者プロフィル |
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大川隆法(おおかわ りゅうほう) 幸福の科学グループ創始者兼総裁。 1956年、徳島県に生まれる。東京大学法学部卒業。81年、大悟し、人類救済の大いなる使命を持つ「エル・カンターレ」であることを自覚する。86年、「幸福の科学」を設立。信者は世界169カ国以上に広がっており、全国・全世界に精舎・支部精舎等を700カ所以上、布教所を約1万カ所展開している。著作は41言語に翻訳され、発刊点数は全世界で3100書を超える。また、27作の劇場用映画の製作総指揮・原作・企画のほか、450曲を超える作詞・作曲を手掛けている。 |