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第112回【徳ある経営者になろう】シリーズ「理想の会社の創りかた」-勤勉なる精神(3)-

|第112回「理想の会社の創りかた」-勤勉なる精神(3)- #2

 災害によって一家離散の憂き目にあった尊徳翁ですが、逆境を恨むことなく、17歳のとき、水害で荒れた空き地に稲の捨苗(植えられずに捨てられた苗)を植えて、1俵の籾を収穫します。それを元手に収穫を増やしていったことが、後に、小を積んで大を成す「積小為大」の思想につながるのです。現在でも「捨苗栽培地跡」として遺され、史跡・天然記念物に指定されています。

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 二宮尊徳の精神は、金儲けだけを教えているわけではなく、勤勉貯蓄、そして、節倹しながら藩の財政を立て直したり、あるいは事業を成功させたりしていくことの大切さを説いています。

 二宮尊徳以外にも、例えば、山田方谷というような天才も、やはり、藩の財政を立て直す方策を立てています。

 こういうことも研究すれば、やはり、「経済と宗教の共通項」というものも見いだしていくことができるはずなのです。ですから、今、二宮尊徳的な人がいたとしたら、日本の国家財政だって立て直すことは可能なはずですし、さらなる繁栄へもっていくこともできるはずで、「宗教的精神と資本主義の精神は両立しうる」ということも、今まで述べたことを研究していけば、学問的研究として証明することができると思います。

※以上『幸福学概論』より抜粋
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 学生時代の子供たちに、どうしても教えてほしいことは、「勤勉」ということの大事さです。

「勤勉に努力する者は、やはり人から認められる」「勤勉に努力する者には、必ず道が開ける」ということを、しっかりと教えてほしいのです。私が説いている仏法真理のなかに、「縁起の理法」(原因・結果の法則)がありますが、学生時代ほど、この縁起の理法がよく当てはまる時代はありません。

したがって、学校教育においては、子供たちに、勤勉を中心とした努力の大切さを自分自身で確認させるとともに、「努力をしたら、努力しただけの成果があがってくる」ということを、きちんと自覚させることが非常に大事だと思います。

※以上『教育の法』より抜粋
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著者プロフィール
大川隆法 Ryuho Okawa
 幸福の科学グループ創始者兼総裁。
1956年、徳島県生まれ。東京大学法学部卒業後、大手商社に勤務し、ニューヨーク本社で最年少の財務担当オフィサーとして、年間1兆円の輸出入、三国間・国内の外為実務の事実上の責任者として活躍した。帰国後、大手銀行二十行の資金交渉担当役に抜擢される。
1986年、幸福の科学を設立し、日本全国、世界各国に精舎、支部・拠点を展開。日本最大規模の組織をつくりあげた。著者の経営理論を実践し、上場した企業も多く、優れた経営者が続々と誕生している。
編集・執筆:木藤 文人[ジャーナリスト]





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