2023年04月08日
【天国に還るための終活】第4回 憑依現象について ―中編―
┃ 本当の終活とは「自分がなぜ生まれてきたのか」を悟ること (#2)
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┃ 2┃講師・僧侶によるコラム:「実際にあった“呪い”の話」
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「ネバーエンディング・セミナー」講師・僧侶の田中稔之さんのコラムをお届けします。
恨みや嫉妬以外にも、何気ない一言や行動が、人を苦しめる「呪い」となることもあるようです。
ある学生の話です。彼には思いを寄せている女性がいました。しかし、なかなか振り向いてもらえず、その恋が成就するようにと、骨董品屋で手に入れた小さな仏像の背に、その女性の名前を刻んだのです。すると翌日、その女性は高熱を出して寝込んでしまいました。二日たっても、三日たっても原因は分からず、状況も変わりません。彼は「もしや?」と思って、仏像の背に刻んだ彼女の名前を消したそうです。すると彼女の熱は下がり、元気になったのです。
彼は仏像の祟りだと思ったそうですが、彼には明確に彼女を思い通りにしたいという強い願いがありました。願掛けのつもりだったのでしょうが、それが呪いや生霊となり、かえって相手を苦しめてしまったのではないでしょうか。
また自分自身に「呪い」をかけるような人もいます。
ある女性は、いつも「自分は運が悪い。何をやってもうまくいかない」と口癖のように言っていました。仕事も出来るし、容姿端麗で、最初は謙遜しているだけかと思いましたが、確かにここぞという時に失敗をしたり、災難に見舞われたりするのです。個人の能力というより、呪われているのかと思えたほどです。しかし、恨まれたり、嫉妬されたりするような人ではありません。
ただ、幼少の頃、母親から「お前は何をやっても心配だ」とよく言われていたそうなのです。明らかにその言葉は、彼女の心に深く刺さっているようでした。母親は彼女を否定したわけでも、悪意をもっていたわけでもないでしょう。
しかし、彼女のなかでその言葉は、繰り返し、自分を呪う言葉として刻まれていたのだと思います。ちなみに彼女は、自らの心と素直に向かい合い、その言葉に悪意はなかったと気づいて、今は成功のチャンスをしっかりとつかんでいます。
講師プロフィル |
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田中稔之(たなか としゆき) 1959年、真言宗の寺院に生まれ、大正大学仏教学部に進学。僧籍を得るが中退し、コンピュータのソフト開発会社に就職する。89年、幸福の科学に奉職。延べ8,000人を動員している「ネバーエンディング・セミナー」講師として活躍。 |
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田中講師:セミナーのお知らせ
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┃ 3┃スピリチュアルルポ:「ブードゥー教」話譚
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大川隆法総裁の経典、霊言集には“ブードゥー教”がしばしば登場します。例えば、『悟りを開く』(2020年11月発刊)には、ウガンダの隣国ベナンはブードゥー教が国教であり、同書では術使いによって幻覚のように蛇が現れたり、コウモリが飛んだり……という現象が起こることが紹介されています。『「呪い返し」の戦い方』(2020年7月発刊)でも、幻覚によって対象者が不審な動きをしてしまい、その信用を失わせたり、病院送りにしてしまったりするような怖い宗教だという記述もあります。
さて、カリブ海に浮かぶ島ハイチは、ある意味、ブードゥー教のメッカとして知られています。16世紀初頭、植民地となったこの国に、アフリカ人の黒人奴隷が送り込まれてきたとき、彼らのもっていた部族宗教の混在したものが、ブードゥー教の起源になったと言われます。過酷な労働、苦役の辛さを少しでも癒すための歌であったり、踊りであったり、祈りであったりしたのでしょう。
ハイチのブードゥー教における信仰の対象は、“ロア”と呼ばれる存在で、その種類は400神に及ぶそうです。古来のアニミズム信仰のような混沌としたイメージがしないでもありません。儀式としての特徴は「憑霊」、つまり憑依現象であり、その憑依状態も、ロアによって異なると言われます。人々はロアに対する感謝や願いを捧げますが、そうした儀式に動物の生贄を伴うのも特徴です。
霊的な現象をあくまでも否定しようとする立場の学者が分析すれば、儀式は整然と形式通りに行われていると言います。しかし、古来より受け継がれた宗教の霊的な意味合いを抜きにしては、その本質を掴めるとはとうてい思えません。いくら科学が万能だといっても、未だ解明できていない世界は、無限に広がっているのです。
*** もっとおススメ本 ***
SNSへの書き込みやウェブサイト、新聞や週刊誌の情報社会は、実に「呪い」で満ちています。自分では気づかないうちに誰かの恨みを買って、周りが不幸になることも。
映画「呪い返し師-塩子誕生」で、女子高生が椅子から倒れた描写は実際にあった出来事です。「呪い」の発生原因から具体的な対処法まで示された本書は、現代に必携の一書です。
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世間には「この世の人ではない人」が実際に見える人がいますが、その現象を霊的知識に照らして説明できる人はあまりいません。「神秘性」と「合理性」を融合し、「目に見えない世界」の法則と「霊的能力」の真実を語ったのが本書。
霊的現象の実態や霊体質人間に対するアドバイス、地獄霊から身を護る方法などが満載です。本物の霊能者であるか否か、その基準が明確に判ります。
企画、構成 編集者プロフィル |
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木藤文人(きどうふみと) ジャーナリスト、宗教家。 大学を卒業後、大手広告代理店に勤務。フリーとして独立後、「週刊東洋経済」「プレジデント」「経済界」「ザ・リバティ」等の執筆を経て、2007年、幸福の科学出版に入局。『天国に還るための終活』等、編著も多数。 |
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