TOP>コラム>Winds of Happiness>第97回【徳ある経営者になろう】シリーズ「理想の会社の創りかた」-情報、知識、そして智慧(4)-
コラム
happywinds

第97回【徳ある経営者になろう】シリーズ「理想の会社の創りかた」-情報、知識、そして智慧(4)-

|第97回「理想の会社の創りかた」-情報、知識、そして智慧(4)- #2

 かつてヨーロッパの製本は、本は裁断されずに「アンカット本」とか、「フランス装」と呼ばれていました。読者はペーパーナイフを使って、ページの袋とじを一枚一枚カットしながら読んでいたのです。本を読むときのリッチな気分は、現代社会では疎遠になってしまいました。スマホやネットなどの軽めな情報で満足し、本来、智慧で満たされた書にふれて知的な喜びを感じることを忘れてしまったようです。

◇-------------------------◇

 会社が一定以上の規模になり、そうした管理だけをして経営者をやっているような気分の人が増えてきたら、全体が潰れるところまでいかないレベルで、新規事業や新しいものに取り組ませることです。「その人の今までの経験値からは出てこないような智慧を出さないとできない」というところを経験させて、それを幹部にするための条件にしていくことも一つでしょう。これは、すでに行われていることですが、「大会社では、未来の幹部をつくるために子会社を経験させる」ということがあります。

 ただ、ここ二、三十年の動きとしては、小さくてもよいから、全体の経営を行った経験のある人や、赤字会社になっているところに投入して、それを立て直す経験をさせた人を本社に呼び戻して、経営幹部にしていくようなところも増えてきています。やはり、人間には、そういう“修羅場”をくぐらなければ、本物にならない面があります。

※以上『経営が成功するコツ』より抜粋
  L 詳細を見る
◇-------------------------◇

 真理知識、仏法知識というもの、教学というものをベースにしながら、それを自分の実体験に生かし、智慧に変えていくことです。そして、自分自身の智慧になったものは、それでもって人を導くことができます。同じような問題で悩んでいる人に対して、悟りの言葉を述べ、一転語を与え、立ち直らせることができるようになるのです。

「自分は、事業で失敗して苦しんだけれども、その苦しみから、真理の縁によって立ち直った」ということがあれば、同じように事業に失敗して、「自殺しようか」などと考えている人たちを、踏みとどまらせることができます。そういう人たちを自殺から救うのは、お金の知識だけではありません。実業で鍛えられた知識を含めながら真理を学び、霊界の真相や人生の真相を知った人でなければ、事業に失敗して死んでいこうとする人たちを救うことはできないのです。

※以上『幸福の法』より抜粋
  L 詳細を見る
◆-------------------------◆

著者プロフィール
大川隆法 Ryuho Okawa
 幸福の科学グループ創始者兼総裁。
1956年、徳島県生まれ。東京大学法学部卒業後、大手商社に勤務し、ニューヨーク本社で最年少の財務担当オフィサーとして、年間1兆円の輸出入、三国間・国内の外為実務の事実上の責任者として活躍した。帰国後、大手銀行二十行の資金交渉担当役に抜擢される。
1986年、幸福の科学を設立し、日本全国、世界各国に精舎、支部・拠点を展開。日本最大規模の組織をつくりあげた。著者の経営理論を実践し、上場した企業も多く、優れた経営者が続々と誕生している。
編集・執筆:木藤 文人[ジャーナリスト]






メールマガジン「徳ある経営者になろう」は、2018年11月8日から配信を開始しました。※隔週にて配信中!
 大川隆法総裁の経営書シリーズ抜粋から、経営の極意を学ぶ一時に活用でき、かつ良書を紹介して参ります!
 ぜひ、購読しませんか。メールマガジンの登録はこちらへ

このページのTOP ▲