|第93回「理想の会社の創りかた」-財経を見る眼(8)- #2
財務の厳しさについて、大川隆法総裁は「企業人にとって、赤字は“罪悪”である」と述べました。一般の犯罪と同様に、赤字が罪悪であることを日本の経営者は知らねばなりません。そして、「財務的判断」は、「鬼手仏心」、つまり、心は会社の存続を願いつつ、現実は鬼の如く厳しい手を打たねばならないのです。(※参照『財務的思考とは何か』)
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幹部として期待できるような人の場合は、いろいろな部署を経験させていく必要があります。
経営者になるには、生産、販売、経理・財務系の三つ、さらに言えば、人事や総務も含みますが、それらのバランスを取り、幾つかの分野をまとめて見えるような目がなければ駄目なのです。もし、そういう目を持っていない場合は、それを持っている人とコンビを組むか、あるいは、三人から五人のチームを組むことです。自分と相性がよく、かつ、自分の能力的な弱点を補ってくれる人とチームを組まなければいけないのです。
したがって、人の組み合わせ方は非常に大事ですし、基本的に、人材が伸びていなければ発展することはないと思ってよいのです。
※以上『未来創造のマネジメント』より抜粋
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何かのタブーに触れると、財務省など、大きな国家機構が働いて、攻撃されることもあります。また、国家機構ではなくても、いろいろな圧力団体が日本には数多くあるので、そこから横槍を入れられることもあります。
会社が有名になってきたり、大きくなってきたりすると、もちろん、“撃ち落とし”も起きてきます。何か罠を仕掛けられ、撃ち落とされることもあるので、なかなか厳しいものがあります。
そういう意味では、「経営には、地雷原のなかを走っているような怖さが、つきものである」と言えます。したがって、ギリギリいっぱいで経営できているような状況は、あまり望ましいことではありません。常に「代替手段」や「万一の場合等の余力」を確保しておくことが大事なのです。
※以上『経営戦略の転換点』より抜粋
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著者プロフィール |
大川隆法 Ryuho Okawa
幸福の科学グループ創始者兼総裁。
1956年、徳島県生まれ。東京大学法学部卒業後、大手商社に勤務し、ニューヨーク本社で最年少の財務担当オフィサーとして、年間1兆円の輸出入、三国間・国内の外為実務の事実上の責任者として活躍した。帰国後、大手銀行二十行の資金交渉担当役に抜擢される。
1986年、幸福の科学を設立し、日本全国、世界各国に精舎、支部・拠点を展開。日本最大規模の組織をつくりあげた。著者の経営理論を実践し、上場した企業も多く、優れた経営者が続々と誕生している。 |
編集・執筆:木藤 文人[ジャーナリスト]
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