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第一章　日本の繁栄は四〇年続く
新千年紀はアジア・オセアニアの時代……20
周期性が分かれば未来が分かる!/この世のすべてのものを貫く「生々流転の法則」/一〇〇〇年周期で文明は興亡している/ローマ帝国が衰退し、アジアの時代へ/再びヨーロッパの時代へ/二一世紀はアジアの時代になる
すでに「黄金の四〇年」に入った日本経済……30
四〇年周期で起きた江戸の三大改革/「黄金の四〇年」周期が今なお続く/四〇年周期が存在する理由/第三の「黄金の四〇年」へ突入/今までの考え方はもう通用しない/弱肉強食の資本主義は外資の専売特許ではない
伊勢神宮の式年遷宮で景気が読める!?……41
建設循環(クズネッツ・サイクル)という二〇年周期もある/太平洋戦争前後は「金の座」/高度経済成長は「米の座」/オイル・ショックからバブル崩壊までは「金の座」
地理風水でも日本の繁栄が見えてくる……47
風水は周期性の学問でもある/風水で見ても、やはり日本は大発展/ポジティブ電流とネガティブ電流/風水でパワーアップした江戸城/今後さらにパワーアップする東京
第二章　日本経済はかつてない強さになる
設備投資の強さこそ日本の強さ……56
設備投資は経済の繁栄と密接に関係している/設備投資の上昇が日本経済を引っ張る/アメリカでも設備投資と株価は連動している/設備投資の動向で見る限り、日米逆転もありうる
二〇〇七年問題は恐るるに足らず……60
四〇代の法則/四〇〜五〇兆円もの退職金の支払いが迫る/すでに始まっている団塊対策/団塊対策ですでに設備投資がバブル期並みに/倉庫業界では最新設備を持つ者が市場を制す/二〇一三年から団塊ジュニアが日本を空前の繁栄に導く
「人余り」から「人不足」へ大転換する……72
鉱工業生産指数では、すでにバブル期並みの好景気/設備投資が増えてもリストラ続きで不況感覚が拭えなかった/企業が人を雇い始めた!/人不足でも実力がなければ就職できない時代
商品・株・金利・土地──新局面に入った日本……80
公定歩合の動きには六〇年周期のパターンがある/戦後も六〇年がかりで大底打ち/典型的な黄金パターンに入りつつある日本/崩壊した土地神話/歴史にはたまに土地が二束三文になる時がある/土地の所有者が入れ替わる時代/東京の地価が一五年ぶりに上がった
外国人投資家も「日本買い」に転じた……90
血の滲む努力で損益分岐点を下げた/高収益体質に生まれ変わった日本企業/投票率の変化で景気が読める?/外国人投資家は選挙結果より投票率を見ている/日本は史上最強の繁栄国家となる
第三章　世界をリードする
　　　　　日本経済の底力
不死鳥のごとく蘇った化学業界……100
自動車よりも巨大産業の化学産業/規模だけでなく儲かるようになった/液晶・携帯の部材は、ほとんど化学メーカーが提供/株価二〇〇円が六五〇〇円超えの史上最高値/世界中から必要とされる日本の化学メーカー/一着なのに色が変わるスーパー繊維「モルフォテックス」
ついに世界一が見えたトヨタ自動車……107
トヨタの富士重工出資の裏側/ついにトヨタがGMを抜き去る/トヨタの次の戦略は飛行機か?/ロボット技術でも世界を先導する/トウモロコシでプラスチックをつくる/一次産業と二次産業が融合する
新たな市場を開く日本のオリジナル技術……116
建っているだけで環境汚染を防ぐビル/「土壌汚染」や「エネルギー問題」も解決!?
鉄腕アトムが実現する日本……120
すでに鉄腕アトムの時代を迎えた日本/工場を低コストにしたロボットたち/世界初の二足歩行ロボット
世界一を誇る日本の超テクノロジー……125
「新・三種の神器」を広める日本/実は印刷で作られている自動車部品
復活を遂げつつある日本……130
自信を取り戻す日本企業/トヨタの「日本化宣言」/「ラスト・サムライ」に見る日本文化の広がり
デジタル革命を起こす究極のミクロ技術……135
日本発の基本ソフト「トロン」の活躍/携帯電話のパソコン化を可能にする技術/極微小レーザー技術を持つ超古代文明があった!?/ディスク一枚に映画一万本を録画
世界をリードする日本の新型電池……141
再び伸び始めた電池の需要/続々開発される新型電池/未来を制する電源はどれか?
原油価格が上昇してもビクともしない日本経済……145
BRICsの石油需要が伸びている/原油価格は七〇年代のオイル・ショック時を上回っているのに、なぜ経済的なパニックが起きないのか?/日本経済は原油価格上昇に対して耐久力が増している
中国・インドの人口問題にどう対処するか……152
インドが中国を抜いて人口世界一になる/急速に高齢化する中国/BRICsでも少子高齢化が進んでいる
第四章　失われなかった一〇年
先端産業化する「農業」に注目……160
未来を拓くキーワード「SORK」/知られざる「食糧安保」問題/危機こそチャンス。農業を変える「植物工場」/研究開発が進んでいる光技術や成長促進剤/食糧安保の要請で「農業」は先端産業に
企業家精神が招く日本農業の地殻変動……166
農産物流通の制度疲労/農業の企業化で進む農協からの「脱藩」/「黒船」到来。米国からメジャーが流通に参入
飛躍する中堅・中小企業の成功法則とは?……170
困難な時代に打つべき次の一手とは/超薄型・超小型で世界企業へ躍進/消える素材で鋳型を作る新技術/強みを伸ばしたイノベーション/未来へのビジョンが成功を牽引する
リサイクルという巨大マーケットが浮上した……176
「静脈経済」に潜む巨大市場/ゴミ再生に挑戦する企業群/ニューセカンドハンドの時代
技術革新がもたらす新ビジネスで環境問題も発展的解決へ!……181
環境規制が生み出す新たな産業/ダイオキシンを出さない技術が続々と誕生/汚染された環境を浄化する技術も/環境問題の解決は「昔帰り」ではなく「技術革新」で
新興ばかりがベンチャーではない!　企業家精神で蘇る老舗企業……185
高級帽子の老舗がサインペンのペン先で世界企業へ躍進/モーター事業で限界突破した絹紡績の老舗/ガラスを糸にして復活した綿紡績の老舗/過去に執われずに??新生?≠キる勇気が企業を復活させる
光技術が巨大な未来産業を創出する……190
光コンピュータが情報処理の常識を覆す/CDの記憶容量を格段に高める光技術/「光」関連の新技術が巨大市場を浮上させる
不況でも成長し続ける商売の決め手……194
主婦の心をつかむためパート社員を活用/M&Aと人材スカウトで躍進/逆境下でも自ら考え行動せよ
第五章　繁栄の世紀、勝者の条件
大競争時代を勝ち抜くには自己変革が必要……200
肩書の時代から実力の時代へ/いち早く実力主義の時代に入った証券業界/競争の激化が実力主義を加速する/既存のシステムが根底から覆る時代/時代認識を持って自己変革すべし
価値創造の源泉は異分野の知識……206
技術革新は異分野がもたらす/異業種からの参入が脅威となる時代/今、自分自身になすべき変革とは
「バンカー精神」で自分自身に投資せよ……212
銀行の起源に迫ると本質が見えてくる/新産業の創出が日本経済復活の鍵/「自分」を繁栄させるバンカー精神
顧客満足の時代が始まった。仕事に生かせ「愛の精神」……217
仕事とは本来仏神に仕えること/顧客満足がビジネス成功の要諦/トップ営業マンはここが違う/クレームは「宝の山」である
現状維持では危機を招く。リスクを恐れず未来に先手を打て!……223
同業二社の運命を分けたもの/見えにくい将来の危機/変化をチャンスとする自己変革
強みを生かせ!　元気な小売業に学ぶ成功法則……228
独自の商品開発力で危機から躍進へ/ユニクロ躍進のカギは異才の登用/堅実かつ積極的な姿勢を
スピード経営から考える「時間」の価値を高める創意工夫……233
大競争時代をどう生き抜く?/日本電産はスピードアップで世界市場を制覇/時間の短縮が企業経営のカギ/個人の仕事にも「時短」を
「スピード」の観点から自分自身の仕事を振り返れ!……239
セブンイレブンはデータの山から「宝掘り」/知識の異種結合でヒットを生む3M/一〇〇年前のアイデアを精密加工で実用化/知識・情報を生かす白紙の目
　　　「思い込み」という思考の壁を打ち破れ!……245
放っておくと仕事は増大する/「捨てる」ことで復活したTI/その仕事は本当に必要か/今までやってきたから必要とは限らない
未来に向け自己を変革するカギとは……251
新たな視点から智慧の獲得を目指す/時間の法則性/あらゆる仕事は奉仕の精神が基本/智慧と慈悲が二一世紀の成功のカギ
第六章　株価予測、私の手法
時間の研究なくして予測はできない……258
物事にはすべて周期性がある/二〇〇一対二〇〇三/「円の理論」で相場を読む/株価暴落の予兆を読む/人気株が高値更新できなくなると天井が近い/総合的に見ることが大切
具体事例で学ぶ予測術……270
経験則で予測する/「価格」というモノサシで予測する/トヨタとタケダのケースで見る/二五年以上にわたる緻密なチャート分析
「縁起の理法」がすべての基本……285
ファンダメンタルズも無視しない/新聞の読み方――賞味期限の長い記事を探す/すべてを「縁起の理法」で見ていく