歴代の宰相たちから 現代日本へメッセージ。
日本の限界とその問題点
大川隆法著
無思想でもクリーンならいい?
典型的な日本の政治家の本音とは
バブル崩壊、天安門事件、湾岸戦争という歴史的事件が続いた1989~91年に首相を務めていたのが、1月に91歳で亡くなった海部俊樹氏である。死から3週間後に本人の霊が来訪し、霊言が収録された。当時の政治判断が、現在の日本に長期不況と国防の脅威という影を落としている。とくに天安門事件では、制裁する欧米に反して、日本が支援したことが中国の野望を助長させた。政治家として、この30年をどう振り返るのか。巧みな弁明をお読みいただきたい。
哲人政治家からのメッセージ
大川隆法著
101歳で大往生
日本がもっとも輝いていた時代の宰相
日本経済がアメリカを追い越そうとしていた80年代、米レーガン大統領と互角に渡りあった政治家・中曽根元総理が亡くなった。死の直後に著者を訪れ、霊言を依頼。大正・昭和・平成・令和と、日本の隆盛と停滞を見てきた元総理の思いの丈が本書に収録されている。国鉄民営化、プラザ合意、中国の天安門事件などを振り返るとともに、ポスト安倍政権など話題は多岐にわたった。この叡智をご意見番として生かせたら、日本の政治はもっとよくなったのではないだろうか。
大川隆法著
角栄待望論の決定版
あの世からのメッセージ
いま大人気の田中角栄がついに霊言で復活。フィクションや過去の言動ではなく、現在ただいまの本人自身の考えを訊く。没後20年以上、日本がなぜ停滞しているのかを鋭く分析。社会保障のおかげで国民の責任感や自助努力が薄くなったことをあげ、いま必要なのは、「お上を頼る心を捨てること」だと語る。財政赤字、国防、日中問題……この天才政治家が生きていたら、どう改造するのか。政治家を引きずり落とすマスコミをどう考えるのか。興味がつきない1冊だ。
大川隆法著
かつて人気を誇った元総理が、
迷走する現政権を一刀両断!
唐突に「反原発」を主張しはじめた小泉純一郎元総理。その背景には何があるのか。そして、現政権をどう見ているのか。本書では、その本心が明かされている。安倍総理については、後継者を潰し、マスコミを懐柔して長期政権を目論んでいると指摘。さらにマイナス金利導入による経済への影響を不安視する。劇場型の小泉政治と、協調主義の安倍政治を対比することで、政治の問題点が浮き彫りに。いまは、後継者・進次郎氏のために、存在感を示す必要があるようだ。
大川隆法著
田中角栄の最大のライバル
経済の福田が安倍政権を一喝。
生前、「角福戦争」で田中角栄と競った福田赳夫元総理は、安倍政権をどう評価するのか。経済通として、景気回復と財政再建の二兎を追ったアベノミクスの誤りを指摘し、「GDP名目3%成長の公約が達成できないのなら潔く退陣を」と強く迫る。また、中国の覇権拡大とアメリカがアジアから撤退する可能性を懸念し、日本がとるべきエネルギー政策や国防対策の持論をわかりやすく展開。日本が発展してアジアを守るために、あえて厳しい苦言を呈している。
戦後政治の検証と安倍総理への直言
大川隆法著
25年におよぶ不況と
巨大な財政赤字の元凶を探る
90年代、絶大な人気を誇った橋本龍太郎元総理が登場。安倍総理に対し、アベノミクスもサミットも「中身がないのに、何かをやったかのように見せている」と痛烈に批判し、辞任を迫る。そして自身の政権について、「消費増税は失敗」「グローバリズムは、クリントン政権による日本潰しの策略」と述懐。バブル潰しについては「マスコミの突き上げによる、土地の総量規制と公定歩合の引き上げがトドメを刺した」と語る。長期不況を検証する上で貴重な証言といえよう。
大川隆法著
1内閣で2度の増税?
安倍政権に言いたいこと
いまやDAIGOの祖父として有名な昭和の最後の総理・竹下登。1989年、100兆円の財政赤字を解消するため、初めて消費税を導入したことで知られる。その後、再三の増税にもかかわらず、財政赤字が1000兆円に膨らんだ日本を、どう評価するのか。「気配りの人」だった現職時代とは違い、本書では、安倍政権の危うさを鋭く指摘。増税はもちろん、国家権力の一部となったマスコミ、マイナンバー制の弊害を訴える。国を案じる元総理の本心に、一人でも多くの人に耳を傾けてほしい。
戦後レジームからの脱却は可能か
大川隆法著
長期不況と国防危機を招いた
宮沢内閣の問題点を検証
国民の期待とは逆に、国の資産を半減させ、「宮澤・河野談話」で歴史に禍根を残すこととなった宮澤元総理。この内閣をきっかけに20年以上も低迷が続いている日本の現状を、当の本人はどう感じているのだろうか。本書では、敗戦を知る者として護憲や中韓への配慮はしかたがなく、国体維持、皇室の存続、経済成長を“戦後政治の成果”と弁明する。こうした戦後レジームから脱却するために、日本の政治は本書を反面教師とした新たな転換が必要だと確信させられる。