2023年11月11日
【人生いつからでも学び直し】第2回 『「経営成功学」とは何か』
┃ 人生の大学院 ~幸福の科学 大学シリーズ~
今、社会人の学び直し「リカレント教育」が注目されています。さまざまなジャンルで生き甲斐を見つける「生涯学習」とはやや異なり、社会に出た後も必要なタイミングで再び教育を受けて、現代にマッチした専門知識やスキルを学ぶものです。
「学び」に遅い、早いはありません。
幸福の科学が設立した「ハッピー・サイエンス・ユニバーシティ」が誇る
「知」の体系を学び、生き生きと愉しく、「考える」喜びにあふれた人生を歩みましょう。
◆◇目次◇◆
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1 学び直し:『「経営成功学」とは何か』
2 Pの書斎より:教養と品格について―教養を身に着けるために必要な3つのこと―
3 この感動をあなたに~映画編:「沈黙の艦隊」
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┃ 1┃学び直し:『「経営成功学」とは何か』
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WHAT IS THE SUCCESSFUL MANAGEMENT THEORY?
国税庁「令和3年度分会社標本調査結果」によると、法人数約286.5万社のうち、連結子法人を差し引いた約285万社のなかで、利益計上法人は約109万社、欠損法人は約176万社(2021年度)で、日本全体の約6割が赤字企業だという結果が出ました(本書出版時は約7割が赤字企業)。
こうした企業の経営実態を背景として、大川隆法総裁は、現在の「経営学」の在り方に疑問を呈します。そして、「業種、業態、規模」などが違っても、JALの財政再建を成し遂げた稲盛和夫氏の事例をあげながら、「十割の企業が黒字体質となる方法」の学問化に挑むのが、「経営成功学」であると語ります。
大川総裁が示す経営の要諦とは、世の中がより便利なもののほうにシフトしていることを踏まえ、“宅配便サービス”を例にあげて、事業が「世の中に必要なもの」であるということを、まず説得せよと述べています。
二つ目として、経営者の資質に言及。成功する「経営者像」を描き、それに近づくこと。そのための金銭感覚や採算感覚は、家庭環境によるところが大きく、「親がなぜ成功したのか、失敗したのか」、その原因を学ぶ姿勢が大事だと述べています。
さらに、三つ目として自分だけのワールドで、物事を考えてはいけないとし、経済状況や外部環境に敏感であるよう指摘。つまり、頭の片隅で「三百六十五日、二十四時間、経営のことを常に考え続けよ」と訴えかけます。
第2章の「質疑応答」では、経営者にとってのリスクテイクの問題、また、MBA制度が必ずしも成功していない理由や、学校秀才が学校を出てから成功する方法などが具体的に説かれています。
とまれ「経営成功学」とは、経営者は黒字化によって社会貢献をする志を持つところからスタート点に立つべきだと戒めつつ、普遍的な経営の成功スキルを探究する学問であると定義しています。
著者プロフィル |
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大川隆法(おおかわ りゅうほう) 幸福の科学グループ創始者兼総裁。 1956年、徳島県に生まれる。東京大学法学部卒業。81年、大悟し、人類救済の大いなる使命を持つ「エル・カンターレ」であることを自覚する。86年、「幸福の科学」を設立。信者は世界169カ国以上に広がっており、全国・全世界に精舎・支部精舎等を700カ所以上、布教所を約1万カ所展開している。著作は41言語に翻訳され、発刊点数は全世界で3150書を超える。また、27作の劇場用映画の製作総指揮・原作・企画のほか、450曲を超える作詞・作曲を手掛けている。 |