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【天国に還るための終活】第11回 人間関係を調整する方法 -総論-

┃ 本当の終活とは「自分がなぜ生まれてきたのか」を悟ること

 地震、津波、台風、洪水など打ち続く天変地異。そして、昨今、コロナウィルスという感染症(疫病)の流行で、“死”を身近に感じることが増えたのではないでしょうか。

 はるか昔から、「宗教」は死生観、つまり死後の世界のことを教えていました。また、古代ギリシャの「哲学」にしても、ソクラテスやプラトンは魂やあの世の存在について語っています。しかし、科学の進歩とともに、宗教はいつのまにか隅っこに追いやられ、解らないものについては議論しないという「不可知論」へ、さらには神仏や霊界そのものを否定する「無神論」が主流になってしまいました。

 そこに、20世紀後半、「幸福の科学」が出現し、大川隆法総裁による「仏法真理」という教えのもとに霊界、あの世の世界、魂の真実がはっきりと説き明かされたのです。人は例外なく、やがて“死”を迎えます。死後の世界を学べる教科書は「宗教」しかないのです。

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 善悪のけじめを知るためには、「人間の本質は魂であり、魂は『過去・現在・未来』を生き通しの存在であって、この世での人生修行の内容や結果に応じて、死後の行き先が、天上界と地獄界という、二つの世界に分かれていくのだ」という根本的な真理を、まず、つかまなければいけません。

※以上『生命の法』より抜粋
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┃【天国に還るための終活】
┃ 第11回 人間関係を調整する方法 -総論-

◆◇目次◇◆
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 1 今回のテーマ:前向きでさわやかな人になろう
 2 講師・僧侶によるコラム:「奪う愛からの気づき」
 3 スピリチュアルルポ:人心掌握術「武田信玄」の場合
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┃ 1┃今回のテーマ:前向きでさわやかな人になろう
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出会う人は鏡なり

 「出会う人は自分を映し出す鏡」という言葉があります。今の自分のレベルや思考によって、周囲に集まってくる人が異なってくるということに気づいたことはありませんか?志の高い人たちの周りには、同じく理想を実現しようとする夢多き人たちが集まってくる。相手に優しい人たちの周りには、いつも親切で気配りのできる人たちが集まってくる。

残念ながらこの逆も然りです。だから、こう考えてみたいのです。周囲に、自分が素敵だと思える人たちを求めるのならば、まず、自分が素敵な人物をめざしてみようと。そのためには、自分が成長するために、つねに学び続けることが大事です。人生には「あの人がいたから……」という出逢いが必ずあります。“袖振り合うも他生の縁”、縁あって出会ったすべての人を愛おしいと思うことができたならば、その人の人生はきっと幸せに満ちたものだったに違いありません。

嫉妬心は狐色に焦がす

 松下幸之助翁の言葉に、「嫉妬心は狐色に程よく妬くべし」という金言があります。大川隆法総裁もこの言葉を評して「嫉妬心における中道」だと述べました。パンも真っ黒焦げに焼き過ぎてしまうと食べることが出来ません。

一方、夫婦関係で譬えると、嫉妬心がまったくないというのも問題です。東海道四谷怪談の「お岩さん」の物語では、この嫉妬心を発端として人の道を外れ、その結果、怨霊と化した女性の姿が描かれています。夫婦関係や親子関係において、嫉妬心は狐色にこんがりと焼く程度、相手に害を与えない程度に止めれば、あの世で幽霊にならなくてもすむようです。

爽やかな人になる

 大川隆法総裁の著書『ハウ・アバウト・ユー?』の第3章は「あなたの心はさわやかですか?」がテーマです。大川総裁は“さわやかな人”を定義するために、“さわやかでない人”の特徴を示しました。それが「愚痴っぽい人」です。何度も愚痴を聴かされると、たまったものではありません。

愚痴が出る主な原因の一つが、「お金や地位、名誉が欲しい」、「誰かに褒めてもらいたい」、つまり、欲しいものが手に入らないという理由です。そして、もう一つは、愚痴っぽい人の特徴として、すべてを「他人や環境のせい」だと考える傾向があるのです。では「さわやかに生きる人」の条件は何か。それは、嫉妬心と劣等感の克服です。まずは、成功している人を祝福することから始め、自らも小さな成功を積み上げていくことが出発点なのです。

*** 参考文献 ***

●『ハウ・アバウト・ユー?』
―幸せを呼ぶ愛のかたち―
/大川隆法(著)

/1,320 円(税込)
(2009年5月発刊)
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〈本文より抜粋〉
 心のなかが劣等感や嫉妬心でいっぱいになっているときには、「自分は不幸な人間になっているのだ」ということを知ることです。反対に、そういう思いが薄くなっていくときには、「自分は成功の軌道に乗っていて、幸福になりつつあるのだ」ということが言えるのです。特に、若い人は、純粋で、繊細で、感受性が強かったりするので、劣等感や嫉妬心をものすごく大きく感じるものです。

劣等感や嫉妬心を敏感に感じる人のなかには、実は、優秀な人も数多くいるのです。そのような人は、考え方を変えることで、成功の軌道に乗ることが可能になります。(中略)常に、ポジティブな生き方、すなわち、積極的で前向きで未来志向の生き方ができる人になってください。難局に当たったときに、勇気を持って決断し、それを乗り越えることができる。見事にやり遂げ、突破できる。そういう姿勢で生きている人を、世の中の人々は「さわやかに生きている」と感じるのではないでしょうか。
(PP.183-185)

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著者プロフィル
大川隆法(おおかわ りゅうほう)
 幸福の科学グループ創始者兼総裁。
1956年、徳島県に生まれる。東京大学法学部卒業。81年、大悟し、人類救済の大いなる使命を持つ「エル・カンターレ」であることを自覚する。86年、「幸福の科学」を設立。信者は世界168カ国以上に広がっており、全国・全世界に精舎・支部精舎等を700カ所以上、布教所を約1万カ所展開している。著作は41言語に翻訳され、発刊点数は全世界で3100書を超える。また、27作の劇場用映画の製作総指揮・原作・企画のほか、450曲を超える作詞・作曲を手掛けている。

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