TOP>コラム>Winds of Happiness>【天国に還るための終活】第7回 生涯現役の人生 ―後編―
コラム
happywinds

【天国に還るための終活】第7回 生涯現役の人生 ―後編―

┃ 本当の終活とは「自分がなぜ生まれてきたのか」を悟ること

 地震、津波、台風、洪水など打ち続く天変地異。そして、昨今、コロナウィルスという感染症(疫病)の流行で、“死”を身近に感じることが増えたのではないでしょうか。

 はるか昔から、「宗教」は死生観、つまり死後の世界のことを教えていました。また、古代ギリシャの「哲学」にしても、ソクラテスやプラトンは魂やあの世の存在について語っています。しかし、科学の進歩とともに、宗教はいつのまにか隅っこに追いやられ、解らないものについては議論しないという「不可知論」へ、さらには神仏や霊界そのものを否定する「無神論」が主流になってしまいました。

 そこに、20世紀後半、「幸福の科学」が出現し、大川隆法総裁による「仏法真理」という教えのもとに霊界、あの世の世界、魂の真実がはっきりと説き明かされたのです。人は例外なく、やがて“死”を迎えます。死後の世界を学べる教科書は「宗教」しかないのです。

★:*:☆・∴・∴・∴・∴・∴‥‥∵∴・∴・∴・∴・☆:*:★

 善悪のけじめを知るためには、「人間の本質は魂であり、魂は『過去・現在・未来』を生き通しの存在であって、この世での人生修行の内容や結果に応じて、死後の行き先が、天上界と地獄界という、二つの世界に分かれていくのだ」という根本的な真理を、まず、つかまなければいけません。

※以上『生命の法』より抜粋
  L 詳細を見る
★:*:☆・∴・∴・∴・∴・∴‥‥∵∴・∴・∴・∴・☆:*:★

〇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃【天国に還るための終活】
┃ 第7回 生涯現役の人生 ―後編―

◆◇目次◇◆
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 1 今回のテーマ:老いて朽ちず
 2 講師・僧侶によるコラム:「地域の健康増進に貢献した生涯現役人生」
 3 スピリチュアルルポ:伊能忠敬の故郷を訪ねて~佐原散歩〈後編〉
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◆━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 1┃今回のテーマ:老いて朽ちず
┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━

85歳で年商5億円の不動産おばあちゃん

 テレビ番組でも話題になった不動産業を営んだ、あるおばあちゃんのお話です。
Wさん(享年90歳)は、77歳のときに療養中だった夫が他界し、10年もの間、介護にかかりきりだった生活が一変。心に穴が空いたように何も手につかない日々が続きました。家に籠ってばかりいたWさんを心配して、家族が渡したのが宅地建物取引士(宅建)のテキスト。実は、Wさんは何度も転居して、家選びに何度も失敗していたのです。そのせいか不動産の法律や知識が、どんどんと吸収されていきました。

家族が宅建を提案した理由は、国家資格のなかでは開業へのハードルが一番低く、資格が取れたら会社を設立しようという前向きな目標を提示できたから。ハードルが低いといっても6人中5人が落ちるという難関。それにも関わらずWさんは、独学と半年間の専門学校通いによって猛勉強し、当時、日本女性最高齢で合格します。当初は営業が苦手だったというWさんですが、やがて『85歳、おばあちゃんでも年商5億円』を出版。年商5億円の不動産おばあちゃんとして有名になりました。まさに「老いて学べば……」の好例です。


「ピンピンコロリ」が理想

いくら長生きしても、晩年が長患いというのでは、本人も不幸ですし、家族にも迷惑をかけてしまいます。理想は「ピンピンコロリ」。元気で生涯現役で働くことができ、最後はあっさりと逝くというのが理想かも知れません。また、重要なことは「死んでも困らない生き方」を実践すること。

つまり、霊的世界(あの世)が本来の世界であり、肉体を持ったこの世は仮の世界であることをしっかりと認識することです。あの世に還れば、肉体がありませんから、食欲、睡眠欲、性欲に煩わされることはありません。あの世を知っていれば、この世の執着から解き放たれ、仏法真理にふれて反省の大切さを知っていれば、地獄に堕ちることなく天国へと還ることができるわけです。

そもそも「哲学」の本質も、ソクラテスが守護霊の声を聞いたことから始まっています。生前、宗教を通じて、死んでから後のことを学んでおくことが、この世でもあの世でも幸せに生きることができる秘訣です。



*** 参考文献 ***

●『老いて朽ちず』
―知的で健康なエイジレス生活のすすめ―
/大川隆法(著)

/1,650 円(税込)
(2017年9月発刊)
 L詳細を見る

 大川隆法総裁の『老いて朽ちず』のタイトルは、幕末の大学者、佐藤一斎の『言志四録(げんししろく)』の言葉を参考につくられた言葉です。「壮にして学べば、則ち老いて衰えず。老いて学べば、則ち死して朽ちず」。『言志四録』は、指導者の心得として広く読み継がれてきました。

本書は、知的で健康なエイジレス生活のすすめとして、すぐにでも実践ができる具体例に満ちています。例えば、自分を変化させる実践法、老いて朽ちないための「四つの秘訣」、エイジレス生活「五つの習慣」など。巻末の質疑応答「スマホを置いて、本を読もう」では、スマホ時代における「読書の効用」が説かれています。

。:*:☆。:*:☆。:*:☆。:*:☆。:*:☆。:*:☆。:*:☆───★

〈本文より抜粋〉
 「自分はいつ死ぬか分からないから、何をしても無駄だ」と思うのではなく、「永遠の魂がある」という観点から見たならば、肉体を去った後もまだ命はあるし、考える力もあるわけです。来世での活動や、さらには生まれ変わってからの活動もあるならば、“次の人生の糧”になるものを手にしておくのは非常に大事なことでしょう。

例えば、「古典」といわれるもののなかで、「この本を読んでいないとか、この映画を観ていないとかいうのは、もったいなかったかな。チャンスを逃したかな」と思うようなものがあれば、そういうものを読んだり、観たりする時間をつくり出していく努力も必要だと思います。
(P.55)

 年を取った人で、「威張ったように見せないかぎり自分の人格が安定しない」とか、「アイデンティティーが維持できない」とかいうタイプの人、あるいは、「ポスト(地位)=自分」と思っているような人は、基本的に、“早く終わる”と思ってよいでしょう。

逆に、ポストや年齢、経験、性別に関係なく、いろいろな話に興味を持って、「調べてみよう」、「体験してみよう」と思うような人は、年齢不相応に若くいられます。情熱も湧いてくれば、創造性の高い仕事を続けることも可能なのです。

(PP.59-60)

 緩やかなもので構わないので、生涯を通じて勉強していく計画を持っていたほうがよいでしょう。(中略)さらには、肉体が衰えないように常に気をつけつつ、そのなかで、「意志の力」、「継続の力」を身につけていくことも大切です。(中略)また、「判断」にも創造性はあるのです。

頭が“古く”なっていると、古いままで判断してしまうので、“新しい感覚”で判断するためには、常に“新しい刺激”のなかに身を置かなければいけません。そうしないと、違いが分からないところがあるのです。
(PP.60-61)

★───☆:*:。☆:*:。☆:*:。☆:*:。☆:*:。☆:*:。☆:*:。

◇-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・◇

●『青銅の法』
―人類のルーツに目覚め、愛に生きる―
/大川隆法(著)

/2,200 円(税込)
(2018年12月発刊)
 L詳細を見る

 本書の第1章「情熱の高め方」で語られるのは、リーダーに向けてのメッセージ。そのなかで語られたのは「生涯現役」で、新しい才能を伸ばす方法です。すでに3100書を超えた大川隆法総裁の著作ですが、それらは「常に一歩を進める」という一日の積み重ねでした。

本書では、才能には限りがないこと。新しい分野に関心を持って勉強をする、あるいは他人の活動等を見たりしているうちに、新たな道が拓けていくという真理が語られます。また、同書では偉人たちの生涯からも多くを学ぶことができます。


著者プロフィル
大川隆法(おおかわ りゅうほう)
 幸福の科学グループ創始者兼総裁。
1956年、徳島県に生まれる。東京大学法学部卒業。81年、大悟し、人類救済の大いなる使命を持つ「エル・カンターレ」であることを自覚する。86年、「幸福の科学」を設立。信者は世界168カ国以上に広がっており、全国・全世界に精舎・支部精舎等を700カ所以上、布教所を約1万カ所展開している。著作は41言語に翻訳され、発刊点数は全世界で3100書を超える。また、27作の劇場用映画の製作総指揮・原作・企画のほか、450曲を超える作詞・作曲を手掛けている。

このページのTOP ▲