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第32回【徳ある経営者になろう】経営者の器量〈8.トップの頭の中にある発展のボトルネック〉

|第32回 経営者の器量〈8.トップの頭の中にある発展のボトルネック〉#2

前々回、前回と二回にわたって「常勝のリーダーシップ」をテーマに、「常勝思考」の本質について学びました。
「あの世の存在」は、常勝思考の前提であるということ。また、人生の転期に起きやすい環境や他人との不調和は、精神的に辛くても、その時こそ人生における教訓を得ているということなどです。成功に慢心せず、失敗のなかに「天意」を見出し、次の成功の芽を見つけることが人生に勝利する道なのです。

今回は「トップの頭の中にある発展のボトルネック」をテーマに、経営者に求められる器量について探究します。

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 ライバルの成功についての研究は、絶対に怠ってはなりません。また、同業者のなかには、失敗したところが必ずあるはずなので、「その会社は、なぜ失敗したのか」についても徹底的に研究することです。

 そして、両者の中間になりますが、「この企業は、ここまでは発展したが、あとは発展していない。それはなぜか。この企業のボトルネックは何か」ということを研究することも必要です。その企業の社長には、何がネックになっているか分からないのに、よそから見ると岡目八目で分かることがあります。

※以上『智慧の経営』より抜粋
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 兵法には、基本的に「弱者の兵法」と「強者の兵法」があります。弱者の兵法とは、まだ力が足りないものにとっての兵法で、「いかにして、小が大を倒すか」という兵法です。

 弱者の兵法のほうが、おもしろみもあり、スリリングではありますが、この弱者の兵法の場合、それにとらわれすぎたときには、大きなボトルネック(隘路)なるものが現れてくることも事実です。小さいときには成功した戦略が、大きくなったときに通用しないということは、いくらでもあります。

 したがって、時代の流れを見抜き、新たな方法を常に模索するという態度を忘れてはなりません。弱者はいずれ強者になります。そして、弱者から強者になる過程は何段階もあります。そのつどそのつどに自分の方法論を新しく変えていく勇気を持たなければ、どこかで、古い考え方にとらわれて失敗を犯していくことになります。化石人間となることなく、常に新しい人間として生まれ変わっていきたいものだと思います。

※以上『ダイナマイト思考』より抜粋
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著者プロフィール
大川隆法 Ryuho Okawa
 幸福の科学グループ創始者兼総裁。1956年、徳島県生まれ。
東京大学法学部卒業後、大手商社に勤務し、ニューヨーク本社で最年少の財務担当オフィサーとして、年間1兆円の輸出入、三国間・国内の外為実務の事実上の責任者として活躍した。帰国後、大手銀行二十行の資金交渉担当役に抜擢される。
1986年、幸福の科学を設立し、日本全国、世界各国に精舎、支部・拠点を展開。日本最大規模の組織をつくりあげた。著者の経営理論を実践し、上場した企業も多く、優れた経営者が続々と誕生している。
編集・執筆:木藤 文人[ジャーナリスト]




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