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第28回【徳ある経営者になろう】経営者の器量〈4.智慧ある人物観をもつ〉

|第28回 経営者の器量〈4.智慧ある人物観をもつ〉#2

前回は「経営者は夢を語る」をテーマに、“経営者はロマンチストであれ”ということを学びました。
トップが夢や理想、ロマンを語ることで、社員の士気も上がるはずです。
一方、『リーダーに贈る「必勝の戦略」』のなかでは、現実的な能力としてキャッシュフロー(現金の流れ)的なものの考え方ができなければ、その夢の実現は叶わない。夢を描くと同時に、夢をキャッシュのかたちできちんと現実化することができる能力が必要であるとも述べられています。

今回は「智慧ある人物観をもつ」をテーマに、経営者にとって求められる器量について学びます。

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 リーダーになる人であれば、当然、「厳しさ」という要素を持っているでしょうが、ただ厳しいだけでは、人はついてきません。

 しかし、「甘い」だけでもいけません。一見、人がついてくるように見えても、長期的には組織全体の能力の低下を招き、結果的に会社が赤字転落や倒産の危機になることもあります。

 厳しい経営をしていて倒産になることはほとんどありません。ただ、厳しい経営をしていると、人の心は離れていきやすいので、部下などがあまり働いてくれなかったり、目に見えないところで社長に恥をかかせようとするような人も出てきたりすることはあります。そういう意味で、「寛容なところ」と「厳しいところ」との兼ね合わせというのは、実に難しいあんばいではないかと思います。

※以上『経営と人望力』より抜粋
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 「器づくり」の努力は必要です。仕事に関しても同様のことが言えます。「器をどれだけ広げるか」ということが、みなさんの将来性、可能性がどこまで広がっていくかを決めるのです。会社の経営者であれば、「自分の会社の未来ビジョンはどのようなものであるか。未来のビジョンに合わせ、その時々にどういう能力が必要か」ということを考えてみる必要があるでしょう。

 能力が必要な方向に自らの“畑を耕す”努力をしていると、その方向に沿って、会社の規模に合った適切な指導霊が指導をしてくれるようになります。さらに、会社の規模が変わってくると、指導霊もだんだんに替わり、規模相応の指導霊が出てくるようになるのです。

※以上『智慧の法』より抜粋
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著者プロフィール
大川隆法 Ryuho Okawa
 幸福の科学グループ創始者兼総裁。1956年、徳島県生まれ。
東京大学法学部卒業後、大手商社に勤務し、ニューヨーク本社で最年少の財務担当オフィサーとして、年間1兆円の輸出入、三国間・国内の外為実務の事実上の責任者として活躍した。帰国後、大手銀行二十行の資金交渉担当役に抜擢される。
1986年、幸福の科学を設立し、日本全国、世界各国に精舎、支部・拠点を展開。日本最大規模の組織をつくりあげた。著者の経営理論を実践し、上場した企業も多く、優れた経営者が続々と誕生している。
編集・執筆:木藤 文人[ジャーナリスト]




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