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第26回【徳ある経営者になろう】経営者の器量〈2.先見性が利益を生み出す〉

|第26回 経営者の器量〈2.先見性が利益を生み出す〉#2

前回は「1.諫言を受け止める度量はあるか」をテーマにご論考を学びました。
諫言することができる文化を社内に取り入れることは、容易なことではありません。確かに「ブレない」とか、「自分の判断を変えない」という姿勢は大切ですが、それでもその諫言が「公の立場から見て、大事なことだ」と思ったら、たとえ耳に痛いことであっても受け容れる度量が必要です。
トップは、様々な意見をいったん斟酌した上で、物事を考えるという態度が求められると言えるでしょう。

今回は「2.先見性が利益をもたらす」をテーマに、経営者にとって求められる器量について学んでいきます。

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 現代は変化の激しい時代であり、数十年で世の中は大きく変わります。

 これからは「構想力の時代」です。「時代を読み、先のことをどのように構想していくか」ということが大事です。現在ただいまの仕事を充実させて実績をあげることは、非常に大切なことではありますが、「先を読む目を持ち、五十年先、百年先、さらには、その先までを見て、構想を立てる」ということも、とても重要なことなのです。

※以上『国家の気概』より抜粋
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 「今、世間が求めているもの」「これから求めるであろうと思われるもの」「世間はこのように変わっていくであろうと思われるもの」を、常に見つめ続ける癖を身につけることが大事です。それを「予見力」と呼んでも、「先見性」と呼んでも結構ですが、こうしたことが人よりもいち早く分かる人は、仕事において、トレンドをつかみ、成功を収めることができるのです。

 人々が、みな飛びついてきたあとから参入するようでは、新しい商品などをいろいろとつくっても、結局、在庫の山、返品の山になることがよくあります。もちろん、二番手商法というやり方もありますが、世間ですでに流行っているのを確認してから参入するようでは、それによって得られる“イニシアチブ利益”とでも言うべきものは少ないのです。

 「流行る前のものをいち早く察知し、それを流行らせる。そして、みながまねをし始めたときには、いち早くそこから脱出し、次のトレンドを探す」というのが、理想的ではないかと思います。

※以上『不況に打ち克つ仕事法』より抜粋
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著者プロフィール
大川隆法 Ryuho Okawa
 幸福の科学グループ創始者兼総裁。1956年、徳島県生まれ。
東京大学法学部卒業後、大手商社に勤務し、ニューヨーク本社で最年少の財務担当オフィサーとして、年間1兆円の輸出入、三国間・国内の外為実務の事実上の責任者として活躍した。帰国後、大手銀行二十行の資金交渉担当役に抜擢される。
1986年、幸福の科学を設立し、日本全国、世界各国に精舎、支部・拠点を展開。日本最大規模の組織をつくりあげた。著者の経営理論を実践し、上場した企業も多く、優れた経営者が続々と誕生している。
編集・執筆:木藤 文人[ジャーナリスト]




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