
2025年04月18日
【「夢人たち」生涯現役人生】第7回 山崎豊子 編〈前編〉
┃ 心に若さを、永遠に灯し続けている人になろう (#2)
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┃ 2┃夢人コラム:新たな強み
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「ネバーエンディング・セミナー」講師・僧侶の田中稔之さんのコラムをお届けします。
Sさんは、60歳を過ぎてから大病をして、もう自分には何もできないと自暴自棄になっていました。結婚してから専業主婦で、仕事ができなくなったと言うわけではありません。しかし、病気になってから家族の世話になるばかりで、役に立たない自分は、周囲のお荷物になっているような気がしていたのです。何か人の役に立つことができないだろうか。しかし、何の特技もないSさんは、歳のハンデもあり、何もできることはないと考えていました。
そんな時、友人から日本語教師の話を聞いたのです。今、日本は、海外の人たちの関心が高く、日本語を学びたいと思っている人はとても多いそうです。外国からの観光客の案内をしているシニアの話も聞いたことがありますが、外国語が得意なわけでもなく、自分には無理だと思っていました。「でもこれは・・・」。Sさんはハッと気がついたそうです。「私は日本語がペラペラじゃないの」。そう思うと、急にやる気が出てきたSさんは講習会に参加しました。
日本語を教えられるようになってすでに5年。今は、昨年から国家資格となった日本語教員資格の取得を目指して勉強中です。オンラインで教えられるようになって、いつしか海外在住も含めた数人の外国人に日本語を教えるようになっていました。自分の経験から日本の文化についても話してあげることができます。歳をとっていることは弱みではなく、強みになったのです。生きがいを見つけたSさんは病気も回復し、人の役に立っていると実感できるようになったそうです。ちょっと視点を変えたら、新たな強みができたのです。これならば生涯現役も夢ではありません。
講師プロフィル |
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田中稔之(たなか としゆき) 1959年、真言宗の寺院に生まれ、大正大学仏教学部に進学。僧籍を得るが中退し、コンピュータのソフト開発会社に就職する。89年、幸福の科学に奉職。延べ8,000人を動員している「ネバーエンディング・セミナー」講師として活躍。 |
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田中講師:セミナーのお知らせ
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「七の日式典」
テーマ:『くつろぎの技術』&「人生・終活相談」(要予約)
◆日時: 2025年4月27日(日)11:00~
◆場所:渋谷精舎(東京都渋谷区鶯谷3-12)TEL 03-3457-1757
最寄り駅/渋谷駅「新南改札」より徒歩7分
◆有料 ※詳細は、電話にてお問い合わせください。
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┃ 3┃夢人になるためのヒント:7つ目
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(7)「シニア起業」は、堅実なところから始めよう。
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〈本文より抜粋〉
会社にいたときと同じように、自分より年が若い人に対して、「五歳も違ったら、話ができない」という感じの扱いをしているようでは朽ちていくのみになりますので、自分より一世代若い人、すなわち、三十歳若い人や四十歳若い人たちと交流することが大事です。(中略)
それから、若い人の「長所」を認めてあげることです。彼らは、ほめてあげたりすれば、いくらでもいろいろなことを話してくれます。話を聞いてあげたりすると、「いい人だなあ」と思って相談してくれたり、いろいろなことを言ってくれたりするのです。これが情報源になってアイデアになりますので、シニア以降に仕事の面で成功を収めるためには、「若い人の頭のなかには何があるのか」ということを常に読み続けることが大事です。そのなかに、極めて重要なヒントがあるのです。(PP.149-151)
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企画、構成 編集者プロフィル |
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木藤文人(きどうふみと) ジャーナリスト、宗教家。 大学を卒業後、大手広告代理店に勤務。フリーとして独立後、「週刊東洋経済」「プレジデント」「経済界」「ザ・リバティ」等の執筆を経て、2007年、幸福の科学出版に入局。『天国に還るための終活』等、編著も多数。 |
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