2024年12月14日
【人生いつからでも学び直し】第15回 『未来にどんな発明があるとよいか』
┃ 人生の大学院 幸福の科学 大学シリーズ (#2)
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┃ 2┃Pの書斎より:情報・知識・智慧
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ハッピー・サイエンス・ユニバーシティ プロフェッサーの金子一之さんのコラムをお届けします。
大川隆法総裁は、『イノベーション経営の秘訣』のなかで、経営学者ピーター・F・ドラッカーが、「知識が経営資源になる」といち早く予見していたことを紹介されています。その前提にあるのは、「情報と知識は違う」ということです。書物の活字は情報にしかすぎず、「その情報が仕事に活用でき、付加価値を生む」レベルになったものが知識である、とドラッカーは言っています。さらに彼は、この知識を「際立った知識」に高めていく重要性も強調しています。これを「卓越性」と言い、自らの知識を他の人より卓越したレベルまで高めていくことで、有用な仕事を成し遂げていく、その人個人、あるいは組織の「強み」としていくことができるのです。
この考え方は、私にとって「勇気の原理」になりました。誰もが後天的な努力を通して強みをつくっていくことができる、という未来への可能性を与えてくれたからです。
そこで私が取り組んだことは、第一に、書物から学んだことから何か一つでも取り上げて日常の生き方、仕事の実践に移してみる、「やってみる」ということを心がけました。
第二に、その経験から学んだことを整理して、実践から成果が出るまでのプロセスを体系化(手順化)してみたことです。こうすると、単なる情報だったものが“使える”「知識」に変換されていくと感じました。すなわち、情報を知識へと変換させる概念は「有用性」で、幸福の科学の思想でいえば、六次元的価値観にあたると言えるでしょう。
この知識の奥にあるものが「智慧」です。知識に宗教的価値判断(善悪を分かつなど)や内省が加わり、人を正しい方向に導く人生観、他の人の魂を震わせ感化を与える力、「悟り」にまで深まったものです。この智慧は人々を救っていく力になりますから、菩薩としての「知」の実践につながります。この「智慧」の獲得こそ、未来社会を開く鍵なのです。『智慧の法』、『未来の法』(第4章)も併せて学んでみてください。
著者プロフィル |
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金子一之(かねこ かずゆき) 1964年生まれ。武蔵野大学大学院修士課程修了。1990年より幸福の科学に奉職。現在、HSU人間幸福学部プロフェッサーとして、幸福の科学教学、宗教学を担当。著書に、『宗教対立を克服する方法』(幸福の科学出版)などがある。 |
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┃ 3┃この感動をあなたに~映画編:『新居浜ひかり物語 青いライオン』
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愛媛県、新居浜市。かつて銅山として栄えた別子山周辺の山々には、四季折々にサクラやツツジが咲きほこり、自然の魅力たっぷりの景観が広がります。この映画は、ここに暮らす自閉症の画家、石村嘉成さんと、彼の療育に生涯をかけ、若くして亡くなった母、有希子さん(享年40歳)との実話をドラマ化した作品です。
映画はRSK山陽放送が、足掛け6年にわたって継続取材をしてきた石村さんのドキュメンタリー映像と、彼の幼少時からの姿をドラマ化した映像の二つのパートから構成されています。ドラマパートでは、自閉症の嘉成さんを巡って、有希子さんが戸惑い、もがきながら壮絶な闘いを繰り広げる様子がリアルで象徴的です。「叱るのではなく、譲らない」という育児指針を貫く、強い意志のある母をRSK山陽放送のアナウンサー、小林章子が好演。また、信頼できる療育者(檀ふみ)と、普通学級に嘉成さんを受け入れた小学校校長(竹下景子)の腰の据わった演技が、本作を重厚な作品へと押し上げています。
2022年12月に行われた本作品の「制作発表会」の取材記事によると、監督が嘉成さんに「改めてライオンを描いていただけませんか」とお願いしたところ、完成したのがタイトルのバックになっている「青いライオン」でした。幼少時に描かれた「かわいいライオン」とはまったく違い、この絵から脚本の書き直しが始まり、新しいストーリーが次々と生まれたそうです。嘉成さんは、インタビューに答え、母親を憶いつつ語っています。「母は、『嘉くん、強い子になってね。優しい子になってね』と青空の向こうから私に言います。私は、「お母さん、ライオンみたいに、優しくて強い人になるよ」と約束します。何かに困って泣きそうな時も、自信がなくてドギマギしている時も、青空のライオンを思い出して、頑張ろうと思います。だから、今回、母との約束の『青いライオン』を絵にしました」(https://www.rsk.co.jp/cinema/20221212/ より。校長先生が語る「嘉成くんの存在が、他の生徒たちの学びになっている」という言葉も印象的です。
映画『新居浜ひかり物語 青いライオン』サイトはこちらへ≫
(『新居浜ひかり物語 青いライオン』ポスター画像は、https://eiga.com/movie/102243/ より引用)
*** 参考文献 ***
企画、構成 編集者プロフィル |
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木藤文人(きどうふみと) ジャーナリスト、宗教家。 大学を卒業後、大手広告代理店に勤務。フリーとして独立後、「週刊東洋経済」「プレジデント」「経済界」「ザ・リバティ」等の執筆を経て、2007年、幸福の科学出版に入局。『天国に還るための終活』等、編著も多数。 |
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