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第127回【徳ある経営者になろう】シリーズ「理想の会社の創りかた」-今こそ、イノベーションのとき(4)-

|第127回 シリーズ「理想の会社の創りかた」-今こそ、イノベーションのとき(4)- #2

 前回、ドラッカーの時間マネジメントを紹介しましたが、心構えとしては“時間に愛着をもつ”ということでもあります。自分の平均的な一日の時間の使い方を「可視化」することによって、時間の使い方に偏ったところを見つけることができれば、人生そのものを劇的に変えることが可能になるかも知れません。

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 夫婦の関係においても、何らかのイノベーションを繰り返さないと、先々まで夫婦を続けていくことは難しくなってきます。

「子育て」を言い訳にして、ご主人を“鉄の鎖”で縛り上げることができたのですが、子供のほうが親の自由にならなくなり、「親から離れていく」という雰囲気になると、この“鉄の鎖”が効かなくなってきます。そこで、何をすればよいかというと、“化け”なければいけません。何かに“化け”ていき、「新しい自分」を創り出さなければいけないのです。これが女性にとってのイノベーションでしょう。そのためには、自分のことばかりを考えていないで、世間、外に出て、「他人様は、どうなっているか」ということを見なくてはなりません。

 特に、「自分より十歳ぐらい若い女性たちが、どうなっているか」ということを、じっと、よく観察してみてください。そして、願わくば、そちらのほうに向かってUターンしなければいけないのです。そういう努力が必要です。「世の中は変わっている」ということを知らなければいけないのです。

※以上『経営とは、実に厳しいもの。』より抜粋
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 「最初の頃は、役員に命じても、実に頼りなく、『小田原評定をしていて、くだらない。自分一人でやったほうが、よっぽど早い』と思うものだが、その頼りない人たちであっても、何年か役員をやらせているうちに、そこそこ、仕事をし始めるようになる」というようなことを書いています。ドラッカーも、トップの目には、役員であっても頼りなく見えることをよく知っていたのです。

 ですから、経営担当者をつくらなければいけません。明日の経営担当者をつくらなければ、組織として大きくならないのです。

 できる人は、自分で仕事をつくっていきましたが、仕事ができないままの人もいました。いろいろな人がいましたが、だんだん仕事のかたちが出来上がってきて、人を替えても、同じセクションで、定常的な業務ができるようになっていったのです。

※以上『イノベーション経営の秘訣』より抜粋
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著者プロフィール
大川隆法 Ryuho Okawa
 幸福の科学グループ創始者兼総裁。
1956年、徳島県生まれ。東京大学法学部卒業後、大手商社に勤務し、ニューヨーク本社で最年少の財務担当オフィサーとして、年間1兆円の輸出入、三国間・国内の外為実務の事実上の責任者として活躍した。帰国後、大手銀行二十行の資金交渉担当役に抜擢される。
1986年、幸福の科学を設立し、日本全国、世界各国に精舎、支部・拠点を展開。日本最大規模の組織をつくりあげた。著者の経営理論を実践し、上場した企業も多く、優れた経営者が続々と誕生している。
編集・執筆:木藤 文人[ジャーナリスト]




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