2024年08月16日
【天国に還るための終活】第17回 「臓器移植」〈後編〉
┃ 誰も教えてくれない本当の終活 (#2)
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┃ 2┃終活コーディネータによる「されど終活」:家族への遺言
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「ネバーエンディング・セミナー」講師・僧侶の田中稔之さんのコラムをお届けします。
自分がこの世を去るとき、遺族に自分の思いを伝える方法はいくつかありますが、文書として遺す方法として、「遺書」、「エンディング・ノート」、「遺言」などがあります。なかでも「遺言」は、公正証書として扱うことができるもので、遺産分割に関する考え方や身寄りがいない場合の遺産の扱いなどについて、しっかりとした意思表示のために必要になるものです。ただ、その場合は作成のためのルールに従わなければならず、ルールに則っていなければ無効とされてしまうようなものなので、専門家に相談する必要があるでしょう。
自分は資産も多くないので「遺言」など不要だと言う人もいますが、財産の多い少ないではなく、財産をどのように使ってほしいかなど、“伝えるべき”ことを伝えていないと、後々、トラブルの種になることも少なくありません。とくに身寄りの無い方(法定相続人がいない方)が、お世話になった人に譲りたいものがある場合などには、必ず必要です。また、相続すべき人がいて、相続すべきものがある場合、「遺言」には、結論のみを記すのではなく、ぜひ、「付言事項」として、その理由を記すことをお勧めいたします。それが無用なトラブルを回避することになるからです。
いずれにしても「遺言」は、単なる契約書や指示書ではありません。あなたの生きた証を、真心を添えて遺したいものです。
講師プロフィル |
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田中稔之(たなか としゆき) 1959年、真言宗の寺院に生まれ、大正大学仏教学部に進学。僧籍を得るが中退し、コンピュータのソフト開発会社に就職する。89年、幸福の科学に奉職。延べ8,000人を動員している「ネバーエンディング・セミナー」講師として活躍。相続診断士。 |
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田中講師:セミナーのお知らせ
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「終活セミナー」
テーマ:墓じまい
◆日時: 2024年8月27日(火)14:00~
◆場所:渋谷精舎(東京都渋谷区鶯谷3-12)TEL 03-3457-1757
最寄り駅/渋谷駅より徒歩15分
◆有料 ※詳細は、電話にてお問い合わせください。
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┃ 3┃天国に還るための「反省」のすゝめ:『エル・カンターレ 人生の疑問・悩みに答える 人間力を高める心の磨き方』より
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「反省しても、全然涙も出ないし、魂の揺さぶりも何も感じないし、ただ考えただけだった。ボーッと見ていただけだった。反省に入ろうとしても全然入れない」という人、これは、どこかで「塞ぎ」があります。「蓋をしているもの」があるのです。(中略)
その蓋のなかの一つによくあるものとして、「学問的知性」というものもあります。「学問的知性にあまり走りすぎた人」は無感動になっていくんですね。そして、その知の部分で“飾り”をつくっていくために、深く入れないのです。素直な喜びや、素直な悲しみや、単純な、そうした「真心」のようなものが分からなくなっていくのです。(中略)
もう一つは、やはり「社会的地位があったり、立場があったりして、そうとうプライドが高くなっているタイプの人」です。こういう人は、このプライドの部分が“お面”のようになってきているのです。(中略)
ですから、「赤子」といいますが、反省のときには、もう赤ん坊のようにならなければ駄目です。全部、取らなければ駄目です。周りの人を見て、「俺みたいな立場の人はいない」などと思っているようでは、絶対に反省できません。素直にならなければ駄目ですね。「赤子の心」です。(『エル・カンターレ 人生の疑問・悩みに答える 人間力を高める心の磨き方』より抜粋)
企画、構成 編集者プロフィル |
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木藤文人(きどうふみと) ジャーナリスト、宗教家。 大学を卒業後、大手広告代理店に勤務。フリーとして独立後、「週刊東洋経済」「プレジデント」「経済界」「ザ・リバティ」等の執筆を経て、2007年、幸福の科学出版に入局。『天国に還るための終活』等、編著も多数。 |
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