TOP>コラム>Winds of Happiness>第120回【徳ある経営者になろう】シリーズ「理想の会社の創りかた」-マーケティングを考える(1)-
コラム
happywinds

第120回【徳ある経営者になろう】シリーズ「理想の会社の創りかた」-マーケティングを考える(1)-

|第120回 シリーズ「理想の会社の創りかた」-マーケティングを考える(1)- #2

 マネジメントで有名なピーター・ドラッカーは、「マーケティング」においてもいくつもの珠玉の言葉を遺しています。代表的なものとして「顧客を創造する経営」です。顧客を創造できなければ、事業は存続できません。また、組織や企業は社会を構成する一つの要素でもあり、社会への貢献があればこそ、その存在が許されるのです。

◇-------------------------◇

 ドラッカーは、「企業である限り、イノベーションとマーケティングの二つは、永遠についてまわる」ということを強く主張しています。これは極めて大事なことです。

マーケティングについては、ドラッカーも基本的に一倉定と同じことを言っています。一倉定のほうにドラッカーの影響が入っていると思いますが、要するに、「マーケティングとは、顧客の創造なのだ」ということです。ドラッカーは、「事業の目的は、結局、顧客の創造である。顧客を創造できなかったら、事業は続かないのだ」ということを言っています。この顧客の創造をするのが、マーケティングの機能です。

ものをつくったとしても、売れるようにして、顧客をつかまなければいけないのです。「顧客の創造が事業の目的である」ということを、ドラッカーははっきりと述べています。これは、やはり新鮮なものです。

※以上『イノベーション経営の秘訣』より抜粋
  L 詳細を見る
◇-------------------------◇

 結局、マーケティングとは「市場の開拓」なのです。会社で言えば、「商品が、どういう市場を持っているか」ということを調査し、市場を開拓することです。

 今は、たいていの家にエアコンがありますが、今から三十年ぐらい前は、「夏に冷房をかけたら病気になる」とよく言われていました。

 全館冷暖房完備の会社などもありましたが、「冷房は体に悪い」ということが信仰のように言われていたため、個人の家では、客間に設置する程度で、エアコンはあまり普及しなかったのです。しかし、だんだん、どの部屋にもエアコンが入るようになっていきました。暖房も同様です。

※以上『智慧の経営』より抜粋
  L 詳細を見る
◆-------------------------◆

著者プロフィール
大川隆法 Ryuho Okawa
 幸福の科学グループ創始者兼総裁。
1956年、徳島県生まれ。東京大学法学部卒業後、大手商社に勤務し、ニューヨーク本社で最年少の財務担当オフィサーとして、年間1兆円の輸出入、三国間・国内の外為実務の事実上の責任者として活躍した。帰国後、大手銀行二十行の資金交渉担当役に抜擢される。
1986年、幸福の科学を設立し、日本全国、世界各国に精舎、支部・拠点を展開。日本最大規模の組織をつくりあげた。著者の経営理論を実践し、上場した企業も多く、優れた経営者が続々と誕生している。
編集・執筆:木藤 文人[ジャーナリスト]




メールマガジン「徳ある経営者になろう」は、2018年11月8日から配信を開始しました。※月一にて配信中!
 大川隆法総裁の経営書シリーズ抜粋から、経営の極意を学ぶ一時に活用でき、かつ良書を紹介して参ります!
 ぜひ、購読しませんか。メールマガジンの登録はこちらへ

このページのTOP ▲