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第114回【徳ある経営者になろう】シリーズ「理想の会社の創りかた」-勤勉なる精神(5)-

起業家として新しいビジネスを始めたい。生涯現役、第二の人生を開きたい。
ただの経営者ではなく、真理を実践する“徳”のある経営者になりたい。
そうした目標を達成するための
とっておきのメールマガジン「徳ある経営者になろう」

大川隆法総裁の経営書シリーズから学び、
経営の極意をつかんでいきましょう。

このメルマガでは、毎回テーマを設け、
大川隆法総裁の経営書シリーズ抜粋より、経営の極意をつかむべく、
ヒントを配信しています。
※当記事は、メールマガジン「徳ある経営者になろう」(月一配信)の一部をバックナンバーとして掲載しています。

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 徳なるものは必ずあるものです。
それをみなさんにわかるようなかたちでご説明するならば、自分が生きてきた時間のなかで、自分のことより他の人の幸福のことを考えた時間のほうがはるかに多い人のことを、「徳ある人」と言うのです。
徳がある人というのは、他の人びとへの愛の思いを持ちつづけてきた人のことを言うのです。

※以上『人格力』より抜粋
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|第114回「理想の会社の創りかた」-勤勉なる精神(5)-

 「報徳仕法」は、農民の生活指導などを通じて農業経営の立て直しと農村の復興を目的に、江戸後期に完成したと言われます。なかでも尊徳翁の一番弟子、相馬中村藩の富田高慶は、「報徳仕法」を使って藩の復興を成し遂げました。「報徳仕法」の根本は「至誠」、その上で「勤労」、「分度=平均収入から支出の限度を決める」、「推譲=人を推薦して地位や名誉を譲ること」が重要だと述べています。

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 生きていくうえで大切な習慣として、「勤勉さ」があります。

「よい仕事ができる」ということは、それ自体が喜びです。職業は喜びの源泉です。だからこそ一生懸命に働けるのです。勤勉であること自体が喜びをともなうのです。「働くことは苦しくていやだ。働いている時間は損をしている」と考えるならば、人生は不幸です。そういう人は、朝の九時に出社してタイムカードを入れてから、夕方の五時に退社するまでのあいだ、刑務所にでも入っているような気持ちでいて、「毎日、苦しい作業をさせられている」と考えているのかもしれません。

「働くこと自体が楽しい」という人生観を持つことが、成功の秘訣であり、幸福になる秘訣でもあります。働くこと自体を楽しみにしていく必要があるのです。

※以上『繁栄の法』より抜粋
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 二宮尊徳という人は、十代のころに、伯父さんの家に預けられたのですが、夜中に、灯油を焚いて、本を読んでいたところ、伯父さんから怒られてしまいます。

 そこで、彼は、誰の所有地でもない荒れ地を、自分の休みの時間や休みの日に開墾し、そこに、分けてもらった菜種をまいて育てました。そして、菜の花の種を採って灯油に変え、それで本を読むようにしたのです。しかし、それでも、まだ文句を言われました。

 そのため、二宮尊徳は、とうとう、薪を背負って道を歩きながら本を読むようになったわけです。要するに、伯父さんの言い分は、「おまえの時間は、全部俺のものだ。おまえだけの時間など、どこにもない。おまえにご飯を食べさせている以上、おまえの一日は俺のものだ」ということなのでしょう。そう言われたらしかたがないので、「薪を背負って運ぶ仕事をしながら本を読む」、あるいは、「米をつきながら本を読む」というやり方をするしかありません。ただし、これは、「同時並行処理」の始まりではあります。

※以上『忍耐の時代の経営戦略』より抜粋
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