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第111回【徳ある経営者になろう】シリーズ「理想の会社の創りかた」-勤勉なる精神(2)-

|第111回「理想の会社の創りかた」-勤勉なる精神(2)- #2

 尊徳翁は1787年に、現在の小田原市に生まれました。5歳のときに水害に遭い、借財を抱えて家計は貧窮します。10代で父母を相次いで亡くしますが、本家で百姓として身を粉にして働きます。教養人だった父に倣い、読書好きの金次郎(幼名)でしたが、夜の読書は行燈(あんどん)油の無駄遣いだと禁じられてしまいます。後に油菜を栽培して採油する逸話も有名ですが、金次郎にとって立身出世の原点なのかも知れません。

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 悪魔は、「勤勉な人」が嫌いです。「真面目に努力する人」、「人が見ていようと見ていまいと、コツコツと努力する人」、そういう人が嫌いなのです。

 そういう人は、悪魔にとっては実に嫌なものです。常に、悪魔をいじめるための武器を手入れしているように見えるのです。

 そのように、人々が、間違ったものや善悪を見分ける目を曇らせていくほうが、彼らにとっては生きやすいので、きちんと善悪を分けて切るような“刀”を持っている人は嫌なのです。勤勉に、コツコツと、陰日向なく努力する人を、悪魔はとても嫌います。そういう勤勉な人は、「仏神から頂いた自分の一生を大事にしよう」としている人でもあるわけです。「せっかく頂いた今世の人生の時間を大事にしよう。この世には、めったに生まれてくることはできない。せっかく、この世に生まれてきたのだから、その人生の内容を、充実した、よいものにしたい」と考えている、心根のよい人です。

※以上『悪魔の嫌うこと』より抜粋
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 本章の「ミリオネイア発想法」は、「億万長者になり、億万長者の世界に入り、億万長者と付き合えるようになるには、どうすればよいか」ということですが、億万長者になる前の段階として、やはり、「この世的にある程度、正当に成功していただきたい」「努力して勤勉に働き、“あなたが収入を上げたことが、周りの人から見て当然だろうと思われる世界”を通過して、成功していただきたい」と私は思うのです。

「ここは穴場だぞ。誰も考えていない穴場だから、やれば当たる」というようなところに首を突っ込んでは、そういうものを探し歩くようになると、魔の虜になっていく可能性が極めて高いので、気をつけていただきたいと思います。また、今、流行っているからといって、それが必ずしも「善なるもの」とは言えないことがあります。

 やはり、本当に値打ちのあるものを常に求めることが大事です。他人ができないものをつくり、それが値打ちを持っていることです。「真・善・美」にかかわる何かを持っていることです。倫理的な何かを持っていることです。神仏の願いに適う何かを持っていることです。そういう仕事を、他人よりもいっそう勤勉に働いてすることが大事なのです。

※以上『富の創造法』より抜粋
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著者プロフィール
大川隆法 Ryuho Okawa
 幸福の科学グループ創始者兼総裁。
1956年、徳島県生まれ。東京大学法学部卒業後、大手商社に勤務し、ニューヨーク本社で最年少の財務担当オフィサーとして、年間1兆円の輸出入、三国間・国内の外為実務の事実上の責任者として活躍した。帰国後、大手銀行二十行の資金交渉担当役に抜擢される。
1986年、幸福の科学を設立し、日本全国、世界各国に精舎、支部・拠点を展開。日本最大規模の組織をつくりあげた。著者の経営理論を実践し、上場した企業も多く、優れた経営者が続々と誕生している。
編集・執筆:木藤 文人[ジャーナリスト]






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