|第110回「理想の会社の創りかた」-勤勉なる精神(1)- #2
神奈川県の小田原城内には、二宮尊徳翁を祀る報徳二宮神社があります。19世紀末、キリスト教思想家として知られる内村鑑三が著した『代表的日本人』の一人として、欧米諸国にも尊徳翁の名が知れ渡りました。「勤勉」の象徴として、戦前から戦中を除いた戦後にかけて、主に小学校の校庭に鎮座する「日本で最も多い数の銅像」としても親しまれています。尊徳翁の生涯にふれつつ、勤勉なる精神を学んでまいりましょう。
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「勤勉に生きよう」というテーマで私が申し上げたいことは、次のようなことです。今は民主主義の世の中ですが、民主主義というと、みんな“ごちゃ混ぜ”になりがちです。そこで、「どうやって人間の違いを色分けしていくのか」という仕組みづくりのために、みな、いろいろなことを努力してやっているわけです。
何らかの「人の使い分け」をしなければいけないですし、「適性」も決めなければいけません。つまり、「向き不向き」を決めなければいけないために、世の中には、いろいろなハードルがあるわけです。その過程において、それぞれが「自己認識」というか、自分の器や適性など、いろいろなものを自分で知らなければいけなくなります。それは、ある意味では、「自己発見の旅」ですが、ある意味では、「自分に向いていない」「目指しても駄目だった」という“失望の歴史”でもあるわけです。
※以上『アイム・ハッピー』より抜粋
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デフレの時代にやらなければならないことは、いったい何でしょうか。デフレの時代を、もう少し感覚的に言うなら、それは「昔返り」であり、タイムスリップして、二十年前、三十年前に戻るような感じです。生活感覚は、そのころに戻っていくので、その感覚をよくつかむことが大切です。
つまり、「昔返りをする」ということは、「もっと、まめに働かなければいけなくなる」ということです。そういう時代がやってくるのです。
「根性」「勤勉」「熱意」「努力」が道を開く時代なのです。これがデフレ時代の正攻法なのです。少し昔の兵法に戻るのです。
もう少し汗を流してください。「汗を流さずして稼げる」というような考え方はやめてください。
※以上『社長学入門』より抜粋
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著者プロフィール |
大川隆法 Ryuho Okawa
幸福の科学グループ創始者兼総裁。
1956年、徳島県生まれ。東京大学法学部卒業後、大手商社に勤務し、ニューヨーク本社で最年少の財務担当オフィサーとして、年間1兆円の輸出入、三国間・国内の外為実務の事実上の責任者として活躍した。帰国後、大手銀行二十行の資金交渉担当役に抜擢される。
1986年、幸福の科学を設立し、日本全国、世界各国に精舎、支部・拠点を展開。日本最大規模の組織をつくりあげた。著者の経営理論を実践し、上場した企業も多く、優れた経営者が続々と誕生している。 |
編集・執筆:木藤 文人[ジャーナリスト]
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