|第107回「理想の会社の創りかた」-時間と経営(6)- #2
大宇宙は神の三大発明によって成り立っていると言われます。第一の発明は「念いによって世界を創る、物事を創る」ことです。そして、二つ目が、今回のテーマであるところの「時間」の発明です。時間の発明によって、静止した状態で止まっていた存在は、形態を変えることが許されました。存在は時間の流れにおいて自分の姿を変えつつ存続することができるようになったのです。(「幸福の科学の十大原理〈下巻〉」第3章参照)
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この二十年から三十年にわたる長期の不況、ないしは経済発展しない状況や、バブル崩壊後のデフレ状況ともいわれることのなかには、先ほど話した、金融機関を中心とした「信用経済の崩壊」が一つにはありますけれども、もう一つには、やはり、どう見ても、「コンピュータの問題」はあるように思うのです。
コンピュータが、実際の人間の働きよりも価値を生み出すところまで行くのは、なかなか大変なことです。いろいろなものが次々と開発されていきますけれども、実際のところは、実験段階で使わされる状況が多いので、無駄な「お金」と「エネルギー」と、「時間」を費やされているものがそうとうあります。コンピュータを経営的に見たら、基本的には、「経営判断」などまったくできはしません。ましてや、コンピュータは「営業」ができないわけです。
二〇〇〇年以降、IT産業系が業績を伸ばす一方で、これによって潰れている企業もたくさんあるということを知ったほうがよいでしょう。コンピュータを必要としないところがそういうものを入れると、経営もできず営業もできない状況になることも多いので、よくよく考えた上で行うようにしてください。やはり、「見切り」というものが要ることも知っていただきたいのです。
※以上『自由・民主・信仰の世界』より抜粋
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智慧を生かすとは、どういうことであるか。智慧を生かすとは、時間を生かすということである。
智慧ある者は、時間を掌握する。智慧ある者は、時間を自由自在に駆使する。時間をもって、自らの味方とし、時間をもって、自らの武器とする。時間をもって、自らの血液とし、時間をもって、自らの栄養とする。
これ、智慧ある者の姿なり。
※以上『智慧の経営』より抜粋
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著者プロフィール |
大川隆法 Ryuho Okawa
幸福の科学グループ創始者兼総裁。
1956年、徳島県生まれ。東京大学法学部卒業後、大手商社に勤務し、ニューヨーク本社で最年少の財務担当オフィサーとして、年間1兆円の輸出入、三国間・国内の外為実務の事実上の責任者として活躍した。帰国後、大手銀行二十行の資金交渉担当役に抜擢される。
1986年、幸福の科学を設立し、日本全国、世界各国に精舎、支部・拠点を展開。日本最大規模の組織をつくりあげた。著者の経営理論を実践し、上場した企業も多く、優れた経営者が続々と誕生している。 |
編集・執筆:木藤 文人[ジャーナリスト]
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