|第105回「理想の会社の創りかた」-時間と経営(4)- #2
ベンジャミン・フランクリンの「時は金なり」という言葉は、あまりにも有名ですが、大川隆法総裁は『繁栄思考』のなかで、「金は時なり」という考え方を提唱。つまり、「お金があれば時間を買える面がある」ということです。例えば、移動手段として車を購入すれば、一日の行動範囲が広がって、商機が増えるということも一つ。リニアが開通すれば東京・大阪間の日帰り出張が可能になり、宿泊費の節約など効果性や効率を改善しつつ成果につなげる「タイムベース・マネジメント」にも寄与するでしょう。現代は「Money is time.」の時代でもあるのです。
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「ほめるか、叱るか」といっても、何とも言えないものがあります。それは、相手が本当に考えていることが、だんだん分からなくなってくるからだと思うのです。
夫の仕事が重くなり、いろいろなことが頭から離れなくなってくるレベルまでありますので、このあたりが難しいところでしょう。男も出世していくと、仕事について考える時間が長くなります。要するに、勤務時間内だけ考えているのではなく、それ以外の時間も、仕事について考えていることが多くなってくるのです。経営者になると、夜中でも、朝まででも考えています。松下幸之助も、二、三時間しか寝られなかったと言われていますが、やはり、夜も仕事のことを考えていたのでしょう。
※以上『夫を出世させる「あげまん妻」の10の法則』より抜粋
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松下幸之助さんは、「考え抜く」ということについて述べた経営者でもあります。「考えて、考えて、考え抜く」ということは言葉としては分かりますが、実際にはできないことでしょう。
しかし、松下幸之助さんは、これを現実に実践した方です。そのため、毎晩の睡眠が浅く、よく眠れなかったそうです。二、三時間の睡眠や、三、四時間の睡眠しか取れなかったため、軽い睡眠導入剤のようなものを使っていたのですが、それでも眠れなかったようです。寝ながらでも考え続けていましたし、目を開けば、「経営の問題について、どうするか」を考えていたのです。
「経営の難問」を考え続けているかどうかが大事です。そのようにならなければ、プロの経営者ではないのです。松下幸之助さんも、「経営者には、実際は『公』も『私』もない。どの時間帯でもヒントを探して考え続けている。ひらめきやインスピレーションが来ることを求めている。あるいは、何かのヒントがないかと常に探している。それは経営者として当たり前のことだ」というようなことを述べています。
※以上『「経営成功学の原点」としての松下幸之助の発想』より抜粋
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著者プロフィール |
大川隆法 Ryuho Okawa
幸福の科学グループ創始者兼総裁。
1956年、徳島県生まれ。東京大学法学部卒業後、大手商社に勤務し、ニューヨーク本社で最年少の財務担当オフィサーとして、年間1兆円の輸出入、三国間・国内の外為実務の事実上の責任者として活躍した。帰国後、大手銀行二十行の資金交渉担当役に抜擢される。
1986年、幸福の科学を設立し、日本全国、世界各国に精舎、支部・拠点を展開。日本最大規模の組織をつくりあげた。著者の経営理論を実践し、上場した企業も多く、優れた経営者が続々と誕生している。 |
編集・執筆:木藤 文人[ジャーナリスト]
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