|第104回「理想の会社の創りかた」-時間と経営(3)- #2
ドイツ、ケーニヒスベルグの街を、決まった時間に歩く老紳士がいました。その彼を見て、人々は時計の時刻を修正していました。ご存知の通り、哲学者カントです。諸説ありますが、クリエイティブな発想をするために最適な場所は、かつて「枕上、厠上、馬上」と言われ、現代では「寝るとき、お風呂、歩くとき」だそうです。最善のアイデア、彼にとって崇高な哲学的思考を生み出すには、毎日の散歩が欠かせなかったのでしょう。
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「責任を感じる」とは、ある意味で、「二十四時間、三百六十五日、経営のことが頭の片隅のどこかになければいけない」ということです。それは、「会社を永続させる方法は何か」と、常に考える姿勢を持っているということでもありますし、あらゆる出会いや事象、場所に絡めて、経営的な発想をし、「何か仕事の種になるようなものがないか。耳寄りなニュースがないか」ということについて、いつも“アンテナ”を張っておくということでもありましょう。
経営者は、最低でも一歩先、できれば五歩先や十歩先を考える人でなければいけません。そのように、「先を読む目」を養う努力が必要です。
会社を発展させ、未来に存続させるための「志」を持ち続けることが極めて大事ではないでしょうか。
※以上『「経営成功学」とは何か』より抜粋
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「どのようにして時間を縮めていくか。どのようにして仕事速度を速めていくか。成果を出すまでの時間を、どのようにして速くするか」ということは、主として、次の成果を生むためのプロセスになります。
究極の「タイムベース・マネジメント」は、「一日の苦労は一日にて足れり」ということです。「一日一生」という言葉がありますが、「その日のうちにできることは、その日のうちに全部やってしまう」ということです。これは大事なことであり、「時期が来なければ働かない」「ほかの事情があってできないので、今日はしない」などということは、「タイムベース・マネジメント」から外れていることなのです。「いかにして、時間を縮めていくか。いかにして、やり方を短縮していくか」ということが大事です。
※以上『社長学入門』より抜粋
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著者プロフィール |
大川隆法 Ryuho Okawa
幸福の科学グループ創始者兼総裁。
1956年、徳島県生まれ。東京大学法学部卒業後、大手商社に勤務し、ニューヨーク本社で最年少の財務担当オフィサーとして、年間1兆円の輸出入、三国間・国内の外為実務の事実上の責任者として活躍した。帰国後、大手銀行二十行の資金交渉担当役に抜擢される。
1986年、幸福の科学を設立し、日本全国、世界各国に精舎、支部・拠点を展開。日本最大規模の組織をつくりあげた。著者の経営理論を実践し、上場した企業も多く、優れた経営者が続々と誕生している。 |
編集・執筆:木藤 文人[ジャーナリスト]
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