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第103回【徳ある経営者になろう】シリーズ「理想の会社の創りかた」-時間と経営(2)-

|第103回「理想の会社の創りかた」-時間と経営(2)- #2

 いくつかの時間にまつわる格言をご紹介しましょう。「普通の人間が持って生まれる財産と言えば、時間だけだ」(A・カーネギー)。「時間こそは、最もユニークで乏しい資源」(P・ドラッカー)。「時間を浪費するな、人生は時間の積み重ねなのだから」(B・フランクリン)。「明日死ぬかのように生きよ。永遠に生きるかのように学べ」(M・ガンジー)。それぞれに、一つの悟りの言葉です。

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 みなさんは、「時間の面積を増やす、広げる」ということを、おそらく考えたことがないのではないかと思います。時間には“面積がある”のです。

 一日の十時間なら十時間という活動時間にまったく同じことをしていた場合、その十時間という時間は、一つの壁に向かっているのと同じことになるわけです。その時間面積は壁一つしかないわけなのです。ところが、その一日の間でいろいろな方向に自分の顔を向けますと、壁だけでも四つあります。

 要するに、「一日のうちに、自分の関心領域をどこに向けるか」という問題を今言っているのです。四回、その位置を変えると、四つの壁が自分の周りに現れてきます。これは「時間面積で四倍になる」ということを意味しているわけです。

「マルチ型の人」は、実は、私が今言っているところの「時間面積を増やす」ということを実践しているのです。

※以上『大川隆法 初期重要講演集 ベストセレクション(5)』より抜粋
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 経営資源としては、自分の「知能」「学力」「家柄」「家の財産」「きょうだい」「親」「学校」「工場」など、さまざまなものがあると思います。ただ、そういうものを脇に置いて、「経営資源としての時間」について考え直してみると、「一日二十四時間しかない」という点ではみな同じく平等なので、これを、どのようにしてうまく使いこなすかということになります。

 自分の持っている時間について、一週間、十日、一年と考えるのが難しいようであれば、一日でも構いません。今日一日でもよいので、「今日一日、持っている時間のなかで、どの部分を輝かせられるか」ということに集中するのです。

※以上『心が豊かになる法則』より抜粋
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著者プロフィール
大川隆法 Ryuho Okawa
 幸福の科学グループ創始者兼総裁。
1956年、徳島県生まれ。東京大学法学部卒業後、大手商社に勤務し、ニューヨーク本社で最年少の財務担当オフィサーとして、年間1兆円の輸出入、三国間・国内の外為実務の事実上の責任者として活躍した。帰国後、大手銀行二十行の資金交渉担当役に抜擢される。
1986年、幸福の科学を設立し、日本全国、世界各国に精舎、支部・拠点を展開。日本最大規模の組織をつくりあげた。著者の経営理論を実践し、上場した企業も多く、優れた経営者が続々と誕生している。
編集・執筆:木藤 文人[ジャーナリスト]






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