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第96回【徳ある経営者になろう】シリーズ「理想の会社の創りかた」-情報、知識、そして智慧(3)-

|第96回「理想の会社の創りかた」-情報、知識、そして智慧(3)- #2

 情報を知識に変える方法の一つとして、大川隆法総裁は「繰り返し読書」を推奨しています。繰り返し読書で記憶したフレーズが、新たな発想の元になるという理由でビル・ゲイツも自分の子どもに繰り返し読書を奨めたと言います。彼は電子書籍よりも紙の書籍を好み、移動の際、バッグには15冊を超える書籍が入っていて、一冊ずつ読み終えるのがビル・ゲイツ流。大富豪と称された背景には、こうした努力の積み重ねがあったのです。

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  昔も今もそうですが、本を書けるところまで行く人というのは、ある程度、絞られてきます。やはり、情報発信能力がある人というか、そういう資格のある「先生」と名が付くような人でないと、なかなか本を書かせてくれないところがあるわけです。そのため、書いている人の知識が、かなり“コンデンス”というか、濃縮されて、「人生の智慧の部分」がけっこう出ているものを読んでいるのと、“過ぎ去っていく情報”を読んでいるのとでは、やはり違うのです。

 新聞でニュースを読む場合は、全部が全部、残らないにしても、自分にとって大事なところに赤線を引いたり赤丸で囲んだりしていると、それが知的なストック(蓄積)になります。やはり、現代社会を語ろうとすると、新聞も非常に貴重な材料でしょう。

 ただ、新聞の情報も“一日しかもたない”ことが多いでしょう。したがって、そうした情報よりは、新聞に連載されていたもののほうがよいのですが、そのなかでも、さらに「本になるぐらいのもの」と、「本にもならないで流れ去っていくもの」とでは差があります。本になって遺るようなものというのは、ある程度、普遍性があるというか、あとに遺せるようなものが多いわけです。

※以上『老いて朽ちず』より抜粋
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 成功するための元手として、「知識」も大事です。「知っている」というのは非常に大きなことなのです。

 事業経営を例にとると、「ある問題の判断に迷い、一か八かの決断をしたところ、やはり失敗してしまった。ところが、以前に途中まで読んだ経営書の、自分が読まなかった部分に、その問題の解決方法が書いてあった」などということが現実にあります。経営判断においては、知識がないとなかなか分からない部分があり、知っていれば失敗しないで済むのに、知らなければ素人判断をして失敗することがあるのです。しかし、自分が失敗するようなことは、すでに他人が経験済みであることも多く、それをあらかじめ学んでおけば、失敗せずに済みます。これは非常に大事なことです。

※以上『智慧の経営』より抜粋
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著者プロフィール
大川隆法 Ryuho Okawa
 幸福の科学グループ創始者兼総裁。
1956年、徳島県生まれ。東京大学法学部卒業後、大手商社に勤務し、ニューヨーク本社で最年少の財務担当オフィサーとして、年間1兆円の輸出入、三国間・国内の外為実務の事実上の責任者として活躍した。帰国後、大手銀行二十行の資金交渉担当役に抜擢される。
1986年、幸福の科学を設立し、日本全国、世界各国に精舎、支部・拠点を展開。日本最大規模の組織をつくりあげた。著者の経営理論を実践し、上場した企業も多く、優れた経営者が続々と誕生している。
編集・執筆:木藤 文人[ジャーナリスト]






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