|第95回「理想の会社の創りかた」-情報、知識、そして智慧(2)- #2
巷で「物知り」だとか「情報通」、あるいは「知の巨人」などと称されている人がいますが、その人たちの話をよく聞いてみると「情報」を解説しているだけのケースが少なくありません。ネットサーフィンも無駄ばかり多い「情報」の寄せ集めで、仕事で使える「知識」まで到達していません。いざ、「ではどうすればよいのですか?」と問われると、単なる情報通では正しい「答え」が出せないのです。
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智慧が生まれてくるためには沈黙が必要なのです。沈黙の時間のなかで深く考え、磨き込む必要があります。これが「深沈」です。さらに、「厚重」です。物事に軽々しく反応して軽挙妄動するようでは、智慧が身についてきませんし、どっしりとした感じにもなってこないので、本当の大将にはなれないのです。
もともとは、情報感度の高い人のほうがよいのですが、しだいに深沈とした性格になって、深く考え込み、智慧を磨いていかなければなりません。その智慧を練り上げる間に、重い性格というか、そう簡単には動かない、どっしりとした性格をつくり上げていく必要があります。
頭がよいだけの人では無理ですし、磊落豪雄なだけでも、やはり無理でしょう。そういうときには、深い智慧と、不動心、平常心を兼ね備えた、どっしりとした人格が必要になってくるのです。それが「深沈厚重」ということです。
※以上『ストロング・マインド』より抜粋
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幸福の科学は、「四正道」として、「愛・知・反省・発展」を唱えていますが、これは、見方を変えれば、全部、経営者のための教えのようなところがあります。まず、「愛」の教えについては、どうでしょうか。これは、「お客さま第一」「お客さまのため」「サービス第一」ということでしょう。
「知」のところは何でしょうか。これは、例えばメーカーであれば、高品質、高い技術力、新しい知識、こういうものをどんどんつくり出していくこと、生み出していくことでしょう。知識もあれば、そこから出てくる智慧もありましょう。新しい専門的な知識、高度な知識、それから、つくったり運営したりするノウハウの智慧です。
※以上『社長学入門』より抜粋
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著者プロフィール |
大川隆法 Ryuho Okawa
幸福の科学グループ創始者兼総裁。
1956年、徳島県生まれ。東京大学法学部卒業後、大手商社に勤務し、ニューヨーク本社で最年少の財務担当オフィサーとして、年間1兆円の輸出入、三国間・国内の外為実務の事実上の責任者として活躍した。帰国後、大手銀行二十行の資金交渉担当役に抜擢される。
1986年、幸福の科学を設立し、日本全国、世界各国に精舎、支部・拠点を展開。日本最大規模の組織をつくりあげた。著者の経営理論を実践し、上場した企業も多く、優れた経営者が続々と誕生している。 |
編集・執筆:木藤 文人[ジャーナリスト]
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