|第84回「理想の会社の創りかた」-人財という宝編(7)- #2
大川総裁著『仕事と愛』のなかでは「出世の条件」が説かれており、その第一条件は「働くことに喜びを感じる」でした。第二の条件は何かというと「有用な人間になる」こと。「有能」ではなく、「有用」です。つまり、有能さを他の人とのかかわりにおいてどう発揮するかが求められるわけです。会社とはその人の有能さを証明する場所ではなく、他の人のために利益や便益を生み出してこそ、その人の存在価値があるのです。
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今、日本に必要なことは、信仰を持っている人が世の中の人からバカにされるのではなく、尊敬されるような立場に立っていくということです。尊敬されるような仕事ができるということが、必要なのではないでしょうか。
会社のなかで、「あいつは信仰を持っているから、おかしい」「使えないね」などと言われたり、「上司にすることはできないね」「出世させられないね」と言われたりするようでは困るわけです。やはり、「信仰を持っている人たちが立派で、感化力があり、多くの人々を引っ張って、導いていける」という感じになっていかなければなりません。そのためには、神様の目から見てもおかしくない、しっかりとした人間を育てると同時に、この世においても、その人が行くと、どんどん仕事がはかどって、周りの人たちも喜び、感謝してくれるような人材を供給していくべきでしょう。実際上、“使える人材”をつくらなくてはいけないと考えているわけです。
※以上『世界に羽ばたく大鷲を目指して』より抜粋
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なぜ、ほかの人の援助が出てくるのかというと、人というものは、実は、努力・精進をしている人を見逃さないからです。実社会において、勤勉の心を持ち、努力・精進をしている人たちは、何といっても「人材」であり、そういう人を放っておくことは惜しいわけです。会社を潰したい人ならともかく、会社を発展させたいと思っているような人であれば、普通は、そういう人材を見逃しません。
要するに、他力といっても、その裏にあるものは、本人が日ごろ積み重ねている努力・精進なのです。「自分の努力していることが、ほかの人に認められる」ということが、実際は他力に当たっているのです。他力の基礎は自力です。この自力の部分を、中学生・高校生という学生の時代に、きちんと学ぶことが大事なのです。
※以上『教育の法』より抜粋
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著者プロフィール |
大川隆法 Ryuho Okawa
幸福の科学グループ創始者兼総裁。
1956年、徳島県生まれ。東京大学法学部卒業後、大手商社に勤務し、ニューヨーク本社で最年少の財務担当オフィサーとして、年間1兆円の輸出入、三国間・国内の外為実務の事実上の責任者として活躍した。帰国後、大手銀行二十行の資金交渉担当役に抜擢される。
1986年、幸福の科学を設立し、日本全国、世界各国に精舎、支部・拠点を展開。日本最大規模の組織をつくりあげた。著者の経営理論を実践し、上場した企業も多く、優れた経営者が続々と誕生している。 |
編集・執筆:木藤 文人[ジャーナリスト]
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