|第61回 法シリーズに学ぶ経営成功学(5) #2
アンドリュー・カーネギーは、成功哲学の体系化をナポレオン・ヒルに依頼した際、500人以上への取材、20年間の調査期間とその間の報酬ゼロという条件を提示します。ヒルは29秒で承諾しますが、ストップウォッチで計っていたカーネギーは1分以上返答がなければ諦めたと語ります。直観力、洞察力が、ヒルを成功者へと導いたのです。引き続き、大川隆法総裁の法シリーズから、今世と来世を架橋する成功理論を改めて学びます。
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「宗教と学問は両立しない」と思うこともあるかもしれません。しかし、そのようなことはないのです。幅広い教養を持っていることは、多くの人を救うための力に必ずなります。
以前、私のところに上がってきた稟議のなかに、精舎で研修を行う講師用のテキストが含まれていたのですが、そこには、「支部長や講師は、経営コンサルタントではないので、経営についてのアドバイスをしてはならない」と書いてありました。
私は、講師に対して、「プロの経営コンサルタントではないことを知っておきなさい。経営に関するアドバイスをして、相手が『そのとおりに実行したら倒産した』ということでは困るので、自分の力量を見極めて仕事をしなさい」と戒めているだけです。「よく勉強していて、経営に関することを教えられる人であれば、別に言っても構わないが、そこまで行っていない人の場合には、アドバイスを控えるように」ということであり、それに関して個人的に努力した人の場合は可能なのです。世の中には、いろいろな人が大勢いるので、幅広く人々を救済しようと思うと、やはり、いろいろな科目、いろいろな教養について関心を持ち、勉強を続ける姿勢は必要です。
※以上『教育の法』より抜粋
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経営者の必須条件の三番目として、「空間的立場から、自分たちを見つめる必要がある」という話をしました。これは、言い換えるならば、「社会の一角を占める自分たちが、どれだけのものを社会に還元していけるか」という視点でもあるわけです。さらに言葉を換えるならば、「愛の還元」と言ってもよいのではないでしょうか。
私は、「感謝が大事である」ということも述べましたが、それは、「世に立って事業をなしていき、長たる立場に立つためには、単なる自力だけでは無理だ」ということを言っているのです。単なる自力だけで、管理職になったり、会社の社長になったりすることは難しいのです。そういう立場に立つためには、数多くの人に支えられてきたはずです。
したがって、「地位が上がれば上がるほどに、立場が上がれば上がるほどに、多くの愛を還元していこう」とする考え方が重要となってくるのです。そういう考え方を持ちつづけることのできる人が、真の成功者となっていけるのではないかと私は考えます。
※以上『成功の法』より抜粋
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著者プロフィール |
大川隆法 Ryuho Okawa
幸福の科学グループ創始者兼総裁。
1956年、徳島県生まれ。東京大学法学部卒業後、大手商社に勤務し、ニューヨーク本社で最年少の財務担当オフィサーとして、年間1兆円の輸出入、三国間・国内の外為実務の事実上の責任者として活躍した。帰国後、大手銀行二十行の資金交渉担当役に抜擢される。
1986年、幸福の科学を設立し、日本全国、世界各国に精舎、支部・拠点を展開。日本最大規模の組織をつくりあげた。著者の経営理論を実践し、上場した企業も多く、優れた経営者が続々と誕生している。 |
編集・執筆:木藤 文人[ジャーナリスト]
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