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第45回【徳ある経営者になろう】経営者と八正道(1)

|第45回 経営者と八正道(1)#2

八正道は、人生全般に通じている生き方の基本ですが、その特殊な立場である経営者にとって、実際の経営のなかで八正道の実践が可能だと言われます。
例えば「正見」に当たるものは、「正しい経営理念、経営信条があるか」ということになり、自らの使命が仏法真理に合致して、世の中の人々を豊かにしていけるかどうかが問われるのです。

今回から経営あるいは経営者と八正道について、学んでまいります。

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 「正しく仕事をする」などという「正業」の問題もあります。自分の今日一日を振り返って、例えば、「正しく仕事をしたか」を考えてみます。サラリーマンであったなら、「会社のなかで、本当に貢献できるような仕事をしたか。投げやりな仕事をしたのではないのか。本当に誠心誠意やったか」を点検するのです。

 また、「立場相応」ということがあります。新入社員のときには「新入社員の心掛け」というものがあったでしょうが、やがて課長になり、部下を持つと、長たる者の仕事はまた別になってきます。

 社長となれば、自分の個人の事情だけでは判定や判断ができない。やはり、全社員の運命や幸福を握っている。そういうことで、一つの判断であろうとも、本当に天にもすがる気持ちで、必死の判断をしなければいけないことがいっぱいある。そうしたことを部下は知っているだろうか。こうした問題があるわけです。

※以上『漏尽通力』より抜粋
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 デスクワークにおいても、確かに、しっかりした仕事をしているということは、それ自体に真理価値があることは事実です。

 そのなかにおいてきっちりとした仕事、よい仕事をしたということであるならば、それはそれでプラスと考えてよいでしょう。その間に仕事でミスを犯したり、あるいは他の人に迷惑をかけたり、取引先に迷惑をかけたりと、マイナスのことをたくさん起こしたならば、これは真理価値的にはマイナスになっていきます。

 その単位時間当たりの自分の仕事の内容を見ていくことが大事です。これが正命的判断からの反省です。「正業」と「正命」とは似たところもありますが、このように、正命を「一日の時間の使い方」という観点から照射していくことも可能です。これに対して、正業は、「もっと大きな意味での仕事の仕方」、「自分の生き方」、「行為によって自分の値打ちは決まる」といった点から考えればよいでしょう。

※以上『真説・八正道』より抜粋
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著者プロフィール
大川隆法 Ryuho Okawa
 幸福の科学グループ創始者兼総裁。1956年、徳島県生まれ。
東京大学法学部卒業後、大手商社に勤務し、ニューヨーク本社で最年少の財務担当オフィサーとして、年間1兆円の輸出入、三国間・国内の外為実務の事実上の責任者として活躍した。帰国後、大手銀行二十行の資金交渉担当役に抜擢される。
1986年、幸福の科学を設立し、日本全国、世界各国に精舎、支部・拠点を展開。日本最大規模の組織をつくりあげた。著者の経営理論を実践し、上場した企業も多く、優れた経営者が続々と誕生している。
編集・執筆:木藤 文人[ジャーナリスト]




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