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第26回【徳ある経営者になろう】経営者の器量〈2.先見性が利益を生み出す〉

起業家として新しいビジネスを始めたい。生涯現役、第二の人生を開きたい。
ただの経営者ではなく、真理を実践する“徳”のある経営者になりたい。
そうした目標を達成するためのとっておきのメールマガジン「徳ある経営者になろう」。

大川隆法総裁の経営書シリーズ抜粋から、
経営の極意をつかんでください。

※当記事は、メールマガジン「徳ある経営者になろう」(隔週配信)の一部を紹介しています。

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 徳なるものは必ずあるものです。
それをみなさんにわかるようなかたちでご説明するならば、自分が生きてきた時間のなかで、自分のことより他の人の幸福のことを考えた時間のほうがはるかに多い人のことを、「徳ある人」と言うのです。
徳がある人というのは、他の人びとへの愛の思いを持ちつづけてきた人のことを言うのです。

※以上『人格力』より抜粋
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|第26回 経営者の器量〈2.先見性が利益を生み出す〉

前回は「1.諫言を受け止める度量はあるか」をテーマにご論考を学びました。
諫言することができる文化を社内に取り入れることは、容易なことではありません。確かに「ブレない」とか、「自分の判断を変えない」という姿勢は大切ですが、それでもその諫言が「公の立場から見て、大事なことだ」と思ったら、たとえ耳に痛いことであっても受け容れる度量が必要です。
トップは、様々な意見をいったん斟酌した上で、物事を考えるという態度が求められると言えるでしょう。

今回は「2.先見性が利益をもたらす」をテーマに、経営者にとって求められる器量について学んでいきます。

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 会社の発展は、ほとんどトップ一人の考え方で決まります。トップがどのような人生観や理想を持っているかで決まるのです。

 トップに先見性があるのはよいことです。ただ、先見性といっても、いろいろあります。「一歩でも二歩でも先が見えるとよい」とよく言われますが、「半歩ぐらい先が見えればよい」という考え方もあるのです。

 あまり先まで見えすぎると、人がついてこられなかったり、過大な先行投資などの原因になったりするので、半歩ぐらい先が見えるほうが、ある意味では幸福かもしれません。

※以上『経営入門』より抜粋
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 私の著書『リーダーに贈る「必勝の戦略」』にも書いてありますが、まず、「先見性」が非常に大事です。先見性のあるリーダーがいるところは、やはり強いのです。

 先見性とは、決して、「まだ起きていないことを見る」ということではありません。未来の芽は、すでに現在のなかにあります。生えたばかりの小さなフキノトウのようなものですが、未来の芽は、すでに生えているのです。先見性とは、「その芽が、やがて大きくなるのが見えるか」「すでにある社会の事象のなかで、これから伸びてくるものが見えるか」ということです。そういう意味での先見性が非常に大事です。

 もっと分かりやすく言うと、「次の時代の“メシの種”を探せ」ということです。「来年、自社は何で食べていくか」「三年後、五年後、十年後は、何をして食べていくか」を考えることです。

 三カ月や一年などの短い範囲ではなく、「三年後、五年後、十年後の商売の材料は何か」「今の商売がなくなるとしたら、次に、どのような業態を考えておかなければいけないのか」を考え、メシの種を探すことを、「先見性」と言っているのです。

※以上『朝の来ない夜はない』より抜粋
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