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第16回【徳ある経営者になろう】脱・そこにある危機、賢明なリスク管理〈後編〉

|第16回 脱・そこにある危機、賢明なリスク管理〈後編〉#2

松下幸之助翁は、若い頃に、先輩店員の不正に対して、はっきりと「No」という態度を示しました。その場合、人間関係は難しくなりますが、会社の上の人が不正をやっていることを見逃せば、連帯責任を負うばかりではなく、会社そのものの将来も不安になってしまいます。
大川隆法総裁は、日常性や慣習との闘いにおいては、あえてリスクを冒しても責任を取る覚悟のある人が、リーダーにふさわしいと述べています。
今回は、カントリーリスクへの対策とともに、リスクに対する心構えを学びます。

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 結局、「熱意」があり、「責任感」があり、「やってのける力」があり、さらに、それを広げていきたいという「協力者」が出てくれば、事業というのは、おのずから成功するようになっているわけです。

 始めるときには、反対する人や理解してくれない人が大勢いることもありえますが、創業の人たちの熱意があれば、周りがだんだん考え方を変えていき、応援や協力をしてくれる人が出てくるようになるのです。

 したがって、「リスクを取らない道」を考えるのではなく、また、リスクを取りすぎるようなことを思う必要もなく、ただただ、「勇気」「責任」、それから「実行力」、さらには、「協力者を増やしていく」といった考え方を持てば、あらゆるものは乗り越えていけるのです。

※『「経営成功学」とは何か』より抜粋
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 私がみなさんに述べておきたいのは、「プロの道は、数多くの重い責任を背負う道でもある」ということです。「どれだけの責任を背負うことができるか」ということが、「自分は、どのようなプロフェッショナルであるか」ということを意味します。

 一日一日、毎年毎年、より重い責任に耐えられるように、頑張って努力してください。その人の背負える責任が、その人の人物の大きさを表します。常に、新しいことに挑戦する人は、「もっと重い責任に耐えよう」と挑戦する人でもあります。

 したがって、プロの条件は、「常に真剣勝負をする」ということと同時に、「『より重い責任を背負おう』と自ら決意すること」です。英語で言えば、「リスク・テイキングな心構えを持たなければならない」ということです。「リスクを取ろうとしない者は、大きな成功を得られないし、人から尊敬されることもないのだ」ということを知っていただきたいのです。自ら進んでリスクに立ち向かっていってください。

※以上『Think Big!』より抜粋
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著者プロフィール
大川隆法 Ryuho Okawa
 幸福の科学グループ創始者兼総裁。1956年、徳島県生まれ。
東京大学法学部卒業後、大手商社に勤務し、ニューヨーク本社で最年少の財務担当オフィサーとして、年間1兆円の輸出入、三国間・国内の外為実務の事実上の責任者として活躍した。帰国後、大手銀行二十行の資金交渉担当役に抜擢される。
1986年、幸福の科学を設立し、日本全国、世界各国に精舎、支部・拠点を展開。日本最大規模の組織をつくりあげた。著者の経営理論を実践し、上場した企業も多く、優れた経営者が続々と誕生している。
編集・執筆:木藤 文人[ジャーナリスト]




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