|第7回 「時間」の有効活用術〈その①〉#2
Time is money.「時は金なり」という諺は、アメリカ合衆国の建国の父の一人として讃えられ、政治家であり、著述家、物理学者でもあったベンジャミン・フランクリンの言葉です。同時に彼は、「時間を空費せず、つねに益のあることに従い、無用の行いを断つ」という意味の言葉を述べています。
一日、二十四時間、神は人間に時間を与えられました。誰もがどう足掻いても、結局のところ、「あなたは、二十四時間をどう使いきるのか」という問いに対して、その都度、判断して選択していくことが、充実した人生を過ごせるかどうかの分岐路になってくるのです。
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ベンジャミン・フランクリンは、「時は金なり」と言いましたが、「時間の使い方が、お金になって表れてくる」ということは事実です。時間は、すべての人にとって、同じようにあります。一日は二十四時間、人生は百年足らずです。ただ、「時間をどう使うかによって、豊かになる人も、そうならない人も出てくる」ということは歴然たる事実です。簡単に言えば、一日二十四時間の使い方で人生は変わってくるわけです。
「金は時なり」という言葉もありえます。
「お金があれば時間が買える」というのは、お金があることによって、仕事がはかどったり、仕事を広げるのが楽になったりすることを意味します。
例えば、「本を読む」ということ一つを取っても、大きな本屋へ本を買い出しに行くことは、楽しみとしてはあってもよいのですが、ほぼ半日仕事になります。しかし、秘書がいれば、本屋へ行って本を買ってきてもらうことができるので、秘書を雇うお金があると、半日分の時間を節約できます。その分の時間で、私はさらに多くの本を読むことができるわけです。
したがって、やろうとしている仕事において、志や動機が善であり、社会のためになる方向での努力であるならば、「タイム・イズ・マネー」と「マネー・イズ・タイム」の両方がありうるわけです。
※以上『繁栄思考』より抜粋
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私たちは、「一日の時間が、いったい何に使われているか」ということを見直す必要があるのです。すると、インターネットや携帯電話を使っている時間が、かなりあるのではないでしょうか。これらの時間が増えた分、逆に、減った時間、消えた時間があるはずです。それは、実は「考える時間」です。「思索し、考え、思想をつくる時間」が消えています。それから、「判断を下すための時間」も消えています。さらに、もう一つ、消えているものがあります。それは「本を読む時間」です。
要するに、「一日の質が落ちていないか」ということの点検が要ると、私は述べているのです。
※以上『日本の繁栄は、絶対に揺るがない』より抜粋
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著者プロフィール |
大川隆法 Ryuho Okawa
幸福の科学グループ創始者兼総裁。1956年、徳島県生まれ。
東京大学法学部卒業後、大手商社に勤務し、ニューヨーク本社で最年少の財務担当オフィサーとして、年間1兆円の輸出入、三国間・国内の外為実務の事実上の責任者として活躍した。帰国後、大手銀行二十行の資金交渉担当役に抜擢される。
1986年、幸福の科学を設立し、日本全国、世界各国に精舎、支部・拠点を展開。日本最大規模の組織をつくりあげた。著者の経営理論を実践し、上場した企業も多く、優れた経営者が続々と誕生している。 |
編集・執筆:木藤 文人[ジャーナリスト]
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