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第38回【徳ある経営者になろう】経営者の器量〈14.経理的側面から見た経営~その1〉

起業家として新しいビジネスを始めたい。生涯現役、第二の人生を開きたい。
ただの経営者ではなく、真理を実践する“徳”のある経営者になりたい。
そうした目標を達成するためのとっておきのメールマガジン「徳ある経営者になろう」。

大川隆法総裁の経営書シリーズ抜粋から、
経営の極意をつかんでください。

※当記事は、メールマガジン「徳ある経営者になろう」(隔週配信)の一部を紹介しています。

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 徳なるものは必ずあるものです。
それをみなさんにわかるようなかたちでご説明するならば、自分が生きてきた時間のなかで、自分のことより他の人の幸福のことを考えた時間のほうがはるかに多い人のことを、「徳ある人」と言うのです。
徳がある人というのは、他の人びとへの愛の思いを持ちつづけてきた人のことを言うのです。

※以上『人格力』より抜粋
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|第38回 経営者の器量〈14.経理的側面から見た経営~その1〉

前回、前々回と財務の視点からの経営について、数多くの論考に学びました。財務は経営に直結しており、最終的にトップの責任です。
それゆえ、経営者には弛むことなく、自己を成長させていくことが求められるのです。
今回から2回にわたって、財務とともに重視される「経理」の観点から、経営者の条件に迫ります。

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 経営にはバランスが必要であり、ある部分の調子がよかったとしても、「全体のバランスが崩れたら潰れる」と考えてよいでしょう。

 「生産」と「販売」がよくても、「経理」のほうが駄目だったら、よく売れていても潰れることがあります。これは「黒字倒産」といわれるものです。

 黒字倒産をする場合は、たいてい、「生産」「販売」「経理」のバランスが悪く、社長の目が、技術や生産のところばかりに向いていたり、あるいは、社長が営業・販売系出身で、「とにかく売り上げさえ増えればよい」と考えていたりします。

 したがって、「生産」「販売」「経理」の三角形が釣り合っていることが必要です。三つのうちの一つが突出していても、どれかが弱いと急拡大したときに潰れてしまいますし、不況期に入っても潰れるのです。

※以上『未来創造のマネジメント』より抜粋
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 会社としてのかたちがついてくると、「総務部と経理部」あるいは「総務課と経理課」などに分かれてきて、お金に関係することは、「経理課」がやるようになります。大きな会社の財務部門が担当するような仕事も、「経理課」がやります。

 決算書などをつくる仕事から始まって、銀行から借り入れしたり、返済したり、あるいは給料が払えるかどうかの計算をしたり、いろいろします。お金に関するものは「経理課」がやり、「総務課」とか「総務部」が、それ以外のゼネラルアフェアーズ、いろんな雑用から、その会社の管理部門系統の全体にわたって、いろいろなことをします。

 もう少し大きくなると、今度は「経理部」がさらに、「財務部」と「経理部」とに分かれてくるのです。

 経理のほうは基本的に、会社の一年間のいろいろな動きを、決算期に合わせて、数字できちっと固めていき、「損しているか、得しているか」あるいは「財務の蓄積状態は、赤字なのか黒字なのか」についての書類をつくることを、仕事にしています。毎日きちっと点検して、お金をごまかされていないかどうかをチェックしたりしています。

※以上『財務的思考とは何か』より抜粋
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