TOP>コラム>Winds of Happiness>第4回【徳ある経営者になろう】経営理念を立てる〈後編〉
コラム
happywinds

第4回【徳ある経営者になろう】経営理念を立てる〈後編〉

起業家として新しいビジネスを始めたい。生涯現役、第二の人生を開きたい。
ただの経営者ではなく、真理を実践する“徳”のある経営者になりたい。
そうした目標を達成するためのとっておきのメールマガジン「徳ある経営者になろう」。

大川隆法総裁の経営書シリーズ抜粋から、
経営の極意をつかんでください。

※当記事は、メールマガジン「徳ある経営者になろう」(隔週配信)の一部を紹介しています。

★:*:☆・∴・∴・∴・∴・∴‥‥∵∴・∴・∴・∴・☆:*:★

 徳なるものは必ずあるものです。
それをみなさんにわかるようなかたちでご説明するならば、自分が生きてきた時間のなかで、自分のことより他の人の幸福のことを考えた時間のほうがはるかに多い人のことを、「徳ある人」と言うのです。
徳がある人というのは、他の人びとへの愛の思いを持ちつづけてきた人のことを言うのです。

※『人格力』より抜粋
  L 詳細を見る
★:*:☆・∴・∴・∴・∴・∴‥‥∵∴・∴・∴・∴・☆:*:★

|第4回 経営理念を立てる〈後編〉

 「経営理念を立てる」の〈前編〉では、「経営理念」をつくることの大切さが指摘され、一例として近江商人(滋賀県出身の商人)が打ち立てた「三方よし」という商売哲学を紹介しました。
伊藤忠商事の創業者、初代伊藤忠兵衛もこの近江商人の先達たちを尊崇した一人で、現代にも多くの企業の経営理念の根幹となっています。

 では、「経営理念」は、その内容においていかにあるべきでしょうか。
〈後編〉では、経営理念を練る際に大切にすべき心構えと、経営理念に基づいた経営戦略について学びます。

◆-------------------------◆

 「何のためにやっているのか」という経営理念のところは、よくよく考えておかなければいけません。それが、社長一個人の私利私欲、自我我欲に発するものであったなら、多くの人たちがそれに惹きつけられ、勇気が出たりすることはありません。この経営理念を練る際には、「自分の私利私欲のためでないかどうか」ということを、よくよく考えなければいけません。

 「公の仕事である」と思いつつも、そのなかに経営者としての虚栄心や虚飾、うぬぼれの心などが入っていることはあります。そのため、この公的な欲望も、もう一段、透明感のある素直な目でもって見ていかないと、間違いが出ることは当然あります。これは、「無私」というよりは、仏教が昔から説いている「無我」の境地でしょう。

 経営理念というものも、単なる自画自賛、自社自賛のものになってはいけないのです。そのなかに、常に発展していく要素を秘めたものでなければいけないと思います。

 経営理念のなかには、無私、無我を超えて、「宇宙の理想」と言うべきものを導入しておかなければ駄目なのです。最終的に、わが社だけのことを考えるようなものになってはならず、宇宙の理法の一端を担っているつもりでやらなければいけません。

※『社長学入門』より抜粋
  L 詳細を見る

このページのTOP ▲